音楽の喜び フルートとともに

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オデッセイのオデッセウス

2023-09-28 21:00:00 | バロック
今出川大宮のF先生にレッスンを受けました。
カルリの2つのデュオからデュオ1。
先日の伊藤公一フルートセミナーを受けて、「音色」が課題とわかりました。

「もっと自分の音を聴いて、深堀りする。どんな音が出ているのか?よく考えること。音が出て、指が回っているでOKにしないこと。」
「一生探求するのは楽しいよ。」
出町大橋の前の交差点。
空の向こうは果てしない。

出町の柳も私よりずっと長い間立っています。
まだまだ探求しないと。

クラウディオ モンテヴェルディ(1567-1643年)イタリア クレモナ生まれ、ヴェネツィア共和国ヴェネツィア没

「ウリッセの帰還」は、1639-1640年に初演されたモンテヴェルディの歌劇です。
プロローグと、5幕からなります。
ウリッセというのは、オデッセイのイタリア語読みです。

1641年発行された台本の表紙

オデッセウスはギリシャの英雄でイタカ島の王。

オデッセウスの頭部
トロイア戦争で木馬の戦略でギリシャ軍を勝利に導きました。

その後、長い間苦難して旅を続け故郷に帰ります。
その探求と苦難の旅のことを「オデッセウスのオデッセイア」と表すこともあります。

ホメロスがその旅を「オデッセイア」として書きます。

ロートスという実がなる島に行き、食べると快楽の中で望郷の念も忘れてしまう部下も出る中、無理矢理出港します。

1つ目の巨人キュクロープスの島に立ち寄ったり、風の神のアイオロスの島、魔女キルケーに会い、セイレーンに海底に誘われ、冥界にまで行き様々な冒険の果てに帰還します。

ここからのお話しが「ウリッセ(オデッセウス)の帰還」です。

船をネプチューン海神により石に変えられ、イタケーの海岸に打ち上げられたウリッセ。
助けられて、乞食に変装して宮殿に帰ります。

イタケーの宮殿ではウリッセの妻ペネロペが3人の求婚者に迫られています。
全く受付けないペネロペ。

しかし諦めない求婚者たちにタスクを課します。
ウリッセの残した大弓を弾けたものと結婚すると言います。
求婚者たちは次々に弓を引こうとしますが、ことごとく失敗。最後に乞食に扮したウリッセが弓を引き、成功します。
そして3人の婚約者を射殺します。

3人の婚約者を殺すオデッセウス
ウリッセだと信じられないペネロペは、彼を拒絶しますが、2人だけが知っているベッドのリネンの模様のパターンを聞いて、ようやく「私の太陽、長い間ため息をつきました!私の光!」と熱狂的に再会の喜びを歌います。

ダイジェスト版オペラ「ウリッセの帰還」







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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (mira1058)
2023-09-28 19:22:48
アルゴ探検隊の大冒険ですね。昔観ました。ギリシャ神話は大好きです。
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トロイ (takan32)
2023-09-28 20:18:45
久米さんへ、私は2014年のゴールデンウィークにツアーに参加して、トルコに行ったことがあります。その中でトロイの遺跡にも行きました。観光用に大きなトロイの木馬があって、中に入りました。
ベルリオーズのオペラに"トロイアの人々"というのがあり、ニューヨークに行った時にメトロポリタン歌劇場で見ました。とても素晴らしい演出で、いいオペラなのに、日本(関西のことですが)では公演がありません。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-09-30 00:34:57
@mira1058 さん、アルゴ探検隊、映画になりましたね。特撮もののはしりだとか。
おもしろいですね。
私もギリシャ神話大好きです。
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Unknown (m-fluteangel16)
2023-09-30 00:44:09
@takan32 さん、へーっ!トロイの遺跡でトロイの木馬の中に!
すごいですね。おもしろそう。
ベルリオーズの「トロイアの人々」以前書いたはずなのに無い…間違って消した記事の中の一本でした😭
また、気力がでたら書こうかな。
いいオペラですよね。こう円安ではますます遠のきそうです。
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