１９日のリハーサル

菜の花が学校のそばの畑に、咲いています。セイヨウアブラナ。

菜の花や　月は東に　日は西に　　　　　与謝野蕪村

夕暮れの菜の花畑に月と太陽を書いたことで、時代を超えてある悠久の日常の平穏な光景を感じます。

当たり前の光景が、どんなときにも当たり前にあったことの幸せ、ありがたさが、大きな天災、そして、人災。故郷に取り返しのつかない大きな傷を負わせてしまった今の私たちには身にしみて感じられます。

今日、午後は、ピアノのSさんと、子育て支援センターでリハーサル。
締め切りの前から、申し込みが多数あり、募集人数をとっくに越え、今週はもう断らなければならないほどだったそうです。
「子どもを連れて気軽にいけるコンサートを、お母さんたちは本当に求めているんですね。」と、センターのスタッフの方はおっしゃっていました。

がんばらなくっちゃ！

お遊戯室には、敷地内に隣接する保育園の卒園式用の壁面飾り。
子どもたちの等身大の絵。一人一人描いたものを、切り取って貼ってあります。そのエネルギーの高さ。
この前で、演奏は、楽しそう。

しかし、Sさんと、演奏してみると、音が散って、まとまらない。
壁面飾りを貼り付けるために、たらしてある黒い布と、手をはさまない為に、すべての出入り口と、窓にホースで作った緩衝材がはさんであり、完全に閉まらないことで、音が反響せずに、抜けていってしまう。
ピアノの調律はされていましたが、やっぱり、アップライト。

ピアノを壁面とほぼ平行に配置し、その前で演奏すると、ピアノが反響板になって、少しは音が飛ぶかも。
しかし、今日はピアノが動かせないので、当日早めに来て試してみることにしました。

しかし、これに大勢人が入ったら、音は響かないし、厳しい演奏になりそうです。
でも、絶対いい演奏を聴いてもらいたい。腕をためされるなぁ。
がんばろう！