音楽の喜び フルートとともに

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アラビアの踊り

2024-07-23 21:00:00 | ロマン派
朝、新生児のサポートをして、夕方からフルートアンサンブル「エスカル」の練習でした。

今日は「くるみ割り人形」の組曲をしましたが、難しい上にパートがはっきり決まっておらず、楽譜に混乱が…

私はバスフルートを吹くのですが、バスフルートが人数要らない曲やない曲があるので、その曲だけ2ndフルートを吹きます。

ところが、コピーしようと思ったらファイルが開けない。
なぜ?

LINEで送ってもらったPDFを、メッセンジャーに送って、保存してあった物をPCで開こうとしたらなぜか開けられない。

こうなったらどうしようもありません。

今日はいろいろな人に楽譜を貸してもらいました。
何部かは私が隣のバスさんに貸しました。
その人は全部印刷したはずなのに、なぜかバスのパート分けがされていないものが印刷サれていない。

仲良く一緒に見ました。
それにしてもバスフルートのエンドピンのゴムが床と相性が悪いのか滑る滑る。



そして、足部管「花のワルツ」のブン チャ チャをやっていると小指を上げたり下げたり…で気づくと回っています。
小指があらぬ所を彷徨って、フラフラ~っと。

これは、また新たに改造だなと決意を新たにするのでした。
(もう買えよ〜💦) 


ピョートル イリイチ チャイコフスキー(1840-1893年)
ロシア帝国ヴォトキンスク生まれ、ロシア帝国サンクトペテルブルク没

1891年「くるみ割り人形」がマリンスキー劇場で初演されました。

初演版第1幕。左から、くるみ割り人形、フリッツ、クララ

この中でくるみ割り人形を助けたことで、クララはお菓子の国に招待されます。

お菓子の国ではディベルティスマンと言って、お菓子の精たちが歓迎の踊りを踊ります。

第12曲 ディヴェルティスマン (Divertissement)
  1. チョコレート (Le Chocolat) 【スペインの踊り】
  2. コーヒー (Le Café) 【アラビアの踊り】
  3. お茶 (Le Thé) 【中国の踊り】
  4. トレパック (Trépak) 【ロシアの踊り】
  5. 葦笛 (Les Mirlitons) 【葦笛の踊り】
  6. ジゴーニュ小母さんと道化たち (La Mère Gigogne et les Polichinelles)  

第2曲の
  1. コーヒー (Le Café) 【アラビアの踊り】
コーヒーの精を象徴する踊りで、ジョージア地方の子守歌に基づきます。

オーケストラ版では弦楽器群は弱音器(ミュート)をつけて演奏され、音色に変化が加えられています。

チャイコフスキーは、5連音符で表されるメリスマ風のリズム(もともと1音節対1音符で作曲されている部分(シラブル様式)に、2つ以上の音符を用いて歌うことを言います。)、増音程の使用、低音のオスティナート(ostinatoは、イタリア語で「がんこな、執拗な」という意味で執拗音型執拗反復などと呼ばれる同じ繰り返しの低音)など典型的な手法で東洋的イメージを表象しようとしています。

コーヒーはアラビア地方原産で、イスラム教徒の間で体調を整え、気分を高揚させる薬として広まっていき、ヨーロッパに入ったことからコーヒーといえばアラビアというイメージがあったと思われます。

アラビアの踊りはベリーダンスのリズムを取り入れています。

ベリーダンス(英語: Belly dance、アラビア語: رقص شرقي‎ ラクス・シャルキー)は古代エジプト発祥、中東およびその他のアラブ文化圏でイスラム教が普及する前に発展したダンス・スタイルです。総称するために造語された呼称です。

エジプト、トルコ等、アラブ全域で踊られています。

腹部や腰をくねらせて踊る為、欧米ではBelly(腹部)Danceと呼ばれていますが、本場のアラビア語ではRaqs Sharqi(東方の踊り)と呼ばれています。

13世紀末に建国された当時のイスラム教宗主国であったオスマン帝国(現:トルコ)でも、スルタンのために世界中から集められた女性がハレムにおける教育の一環としてダンスを学んでいました。

スルタンのために踊る姿が描かれた絵画も多く残されている。比較的世俗的なエジプトやトルコでは伝統になっていますが、音楽や踊り、(女性の)肌の露出を禁忌と考えるイスラーム主義過激派(原理主義者)には懲罰・攻撃対象となっています。

直訳は「腹おどり」となり、このダンスを踊る者はベリーダンサー (belly dancer) と呼ばれます。

ベリーダンスは、ジャン・レオン・ジェロームの1864年の絵画「アルメの踊り」に登場しています 。

ジャン・レオン・ジェローム作。 19世紀以後の中近東の風物がヨーロッパで使用されました。この絵も彼らのイメージする「官能と倦怠」の東方世界を描き出しています。

また、1893年のシカゴ万国博覧会で、英語の「ベリーダンス」という言葉が使用されました。

ベリーダンスの起源は諸説ありますが、紀元前のエジプトやトルコ、地中海世界、中東、アフリカと関係があるという説や資料が最も多く挙げられています。

エジプト

紀元前5世紀のものといわれるエジプトの墓の壁画には、半裸のダンサー達が描かれており、その姿はベリーダンサーが鏡の前で行う柔軟体操の姿勢に似ています。
12世紀から13世紀にかけてのペルシアの細密画の中においてもベリーダンスの描写が見られます。

イスファハン サトウン宮殿 イラン
中東以外の地域においては、18世紀から19世紀に掛けて勃興したロマン主義運動の高まりの中で、オリエンタリズムの芸術家達がオスマン帝国のハレム


の生活を解釈して描いた絵画のなかに登場したことにより、一般的に知られるに至りました。

伝統的なベリーダンスは男性も女性も一緒に踊っています。

チャイコフスキーの「アラビアの踊り」



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
タイトルだけで (アナザン・スター)
2024-07-23 09:45:03
更新の際の、タイトルだけで直ぐに分ります。

くるみ割り人形・チャイコフスキー。
花のワルツは、余りにも有名過ぎますね。

連日のエンジェルナンバーに感謝。
どんなことにも、感謝です。
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くるみ割り人形 (takan32)
2024-07-23 19:35:40
久米さんへ、私のブログにいいね!をありがとうございます。
くるみ割り人形の各国の場面は素晴らしいですね。
バレエではくるみ割り人形を一番多く見ています。
返信する
Unknown (m-fluteangel16)
2024-07-24 10:40:33
アナザン・スターさん、ありがとうございます。
チャイコフスキーは本当に有名ですね。
多くの人に愛されていますね。

何にでも感謝すること大切ですね。
暑いのでお身体に気をつけてお過ごしくださいね。
返信する
Unknown (m-fluteangel16)
2024-07-24 10:43:54
@takan32 さん、いつもありがとうございます。
くるみ割り人形こそ、The balletですね。 
やっぱり1番御覧になっているのですね。
ディベルティスマン、素敵ですね✨
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