ひろの映画見たまま

映画にワクワク

アメリカ映画「ウェンディ&ルーシー」、若い女性の再生物語です

2013-01-06 15:43:56 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆

劇場未公開

「マリリン7日間の恋」のミシェル・ウィリアムズ主演の上映時間82分の小品。インディーズ映画として話題に。

仕事を求め愛犬のルーシーと共にアラスカへ向かったウェンディ。場所はオレゴン州(アメリカ北西部、カナダに近い)

背後関係はほとんど語られないが、愛犬ルーシーが唯一の心の友。そして移動手段兼寝場所の車が故障してしまう。

それからが、彼女の受難劇が、といっても日常茶飯事的な出来事の積み重ね。

車の修理屋がまだ開店していなくて、スーパーへ買い物に、ここで、ドッグフードを万引き。これが運のつき。

警察に突き出され、その間犬を置き去りに。

返ってみると、犬が見つからない。ここから犬探しが始まる。

一方、車の修理には金がかかり、結局故障個所が多く、廃車の憂き目に。

犬は、見つかるが彼女には犬を飼い続ける財力がない。

車が故障した場所に警備員がいて、唯一彼女に助けを。一方、車の修理屋は事務的に、でもレッカー車による移動のみの請求ということに。

夜は、公園で寝ようとするが、浮浪者に襲われる。

アメリカの貧困層の生き様を飾りなしに淡々と描いた佳作。

ラストは、救いの余韻は残しているが、前途多難。

ウィリアムズも、すっぴんで演じている。



コメント
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