ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「アフロ田中」、アフロ頭の青年の童貞物語です。

2013-01-19 19:03:29 | 日本映画
おススメ度 ☆☆

松田優作の二男松田翔太が、青年のアフロ田中を演じる。

彼26歳、監督、松井大悟も26歳と若いコンビの映画だ。

原作は、「ビッグコミックスピリッツ」に連載評判を呼んだ漫画だ。

高校中退で、東京へ出てきて土木作業員をしている。

なかなか彼女ができない。童貞コンプレックスだ。

ある日高校時代の友人から、結婚式の招待状が来る。

昔仲間と、結婚式には彼女同伴という約束を思い出し、彼女づくりの計画を立てる。

友人たちは、それぞれ適当に恋人を見つけていた。で、恋人探しをいろいろ、試みるが、なかなか見つからない。

だが、隣に美人のペットとリーマーの女性が引っ越してきたのだ。。

ま、こういう恋人探しを下敷きに、青春時代の恋の駆け引きを、妄想というキャッチフレーズで醸し出すコメディだ。

アフロヘアといっても尋常ではないのが、この映画のテーマでもあり、ある意味青春残酷物語になっている。

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NHK山田洋次が選んだ日本映画百選  西川美和監督の「ディアドクター」

2013-01-19 10:41:36 | 日本映画
2009年作品。

まだ、見て間がない作品だ。だが、今回は、ラストまで見て、内容が記憶にあるうちの再見だ。

テレビでも言っていたが、これは愛の物語だ。老人とは言え、まず、夜に独り住まの婦人宅を訪れて、のこのこ上がるのは、ちょっと常識はずれ。

でも、偽医者だから、それぐらいは当たり前か、一方、彼が偽医者とばれて逃げ出す道中、この老婦人は、手を振って挨拶する。それはこのにせ医者に対する温情(病気のことを隠してくれたこと)に対する礼だ。

そしてラスト、病院へ入院した老婦人のベッドに現れた元ニセ医者、今度は病院の労働者として働いていた。そこまで追いかけるのかという思いと、よくやったねという思いと。

八千草薫の演技の確かさは言うまでもないが、鶴瓶のなんとも親しいキャラ、特に村人たちへの接し方。これは演技以上のものだろう。

山村の医療問題を一方で見ながら、偽医者という医療と介護の基本に迫るテーマ設定のうまさ。暗くなりがちなテーマをなんとか明るくしようとする努力。今もって、素晴らしい映画と思う。
コメント (1)
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