ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「マリー・アントワネットに別れをつげて」、フランス革命勃発、その3日間の王室に迫る

2013-01-12 18:31:26 | フランス映画
おススメ度 ☆☆
    フランス・歴史に興味のある方 ☆☆☆

マリーアントワネットは、フランス革命で散った悲劇の王妃であるが、この映画は、その革命のさなかの王宮の様子を、王妃の読書係の目でみたありさまを描いている。

王妃は、側近のポリニャック夫人と愛人関係にあった。

一方、朗読係は、圧倒的な気品にあふれるマリー・アントワネットを慕っており、ポリニャック夫人を羨んでいた。

革命が起き、王妃たちも含め、処刑の対象として発表されていた。

いつ王宮が攻められるかわからない緊張感の中で、王宮はあわただしい動きを見せる。

革命により、夫ルイ16世の王朝が亡び、その犠牲となっていくのです。。

民は飢え苦しんでいたが、王朝は絢爛豪華、そのため、王宮と王朝の絢爛豪華さを見ているだけでも楽しい映画です。

ただ、史実としての処刑が見えているだけに、淡い感傷だけが残ります。

この映画は。朗読係という庶民の目で見ているところにユニークさがあります。(ネタバレ)
































後半、朗読係は、ポリニャック夫人を助けるため、ポリニャック夫人に扮して逃亡します。王妃の言いつけとあれば仕方ありません。

いつばれるかの緊張感が。

そしてラスト。余韻が残ります。



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キネマ旬報ベストテン発表、かぞくのくに、ニーチェの馬がベストワンに!

2013-01-12 08:50:37 | 映画
今朝の新聞に、キネマ旬報ベストテンが掲載されている。

「ニーチェの馬」や「桐島、部活やめるってよ」など、難解な映画が上位に入っている。

私のおすすめでは、あまり勧めていないが、新しい感覚が評価されるのだろう。

てらいのない地味な映画が評価されるのはいいことだ。

特に、かぞくのくには、北朝鮮という国をめぐって、深く考えさせられる映画で、監督が元朝鮮連合の幹部の娘という特異な立場にあったとは言え、その洞察力のすごさには感心させられる。兄たちが北朝鮮に行って、不幸な日々を過ごしていることを思うと胸が詰まる。

ニーチェの馬は、見た時の感動もさりながら、ずっとあとまで残る鮮烈な映画だった。誰もが見て良いかは疑問だが、黒澤明の羅生門を思わせる見事な切り口だ。

写真は「かぞくのくに」



コメント (1)
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