ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「神様のカルテ 2」、病院勤務医の愛と犠牲

2014-11-19 19:36:21 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

病院もの好き、社会派映画好き、愛の物語好き ☆☆☆☆

嵐のメンバーである桜井翔主演の病院物語。「神様のカルテ」続編だ。

本屋大賞を受賞した夏川大介原作。

冒頭、救急病院の忙しさが、スケッチ風に描かれる。信州松本にある本庄病院が舞台だ。

病院医は家族を犠牲にして働いている。また、事務長は、金儲け一編道のガリガリ亡者(経営的には致し方ないか)。でも年中無休の体制は大変な苦労がある。

そんな中、栗原一止(櫻井翔)と同期の進藤辰也が東京から赴任してくる。

彼は、夫婦別居で、娘と同居、その保育園の送り迎えで忙しい。

そんな彼の態度は、忙しい病院では浮き上がってしまう。

だが、彼は逆に、栗原に「家庭を犠牲にして働くことがいいことか」と問いかける。栗原の奥さんは妊娠中だ。

彼らの上司である良き理解者の貫田内科部長が突然倒れる。癌だった。

貫田部長の病との戦いと奥さまの献身。そして二人のなれそめの演出がサイドストーリーとして盛り上げる。

進藤も、夫人が小児科医で、子供を助けられなかったトラウマを抱えていた。

夫婦愛と人間愛。医者が抱える愛の問題をうまくまとめて感動させる。

病院と勤務医の置かれた現状とその問題点を浮き彫りにし、社会派ドラマともなっている。

青春ドラマらしく甘いところもあるが、若い俳優、藤原竜也、宮崎あおい、吹石一恵とベテラン柄本明、市毛良枝らの演技は安心して見ていられる。

 
コメント
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