おススメ度 ☆☆☆
オーストラリア・ドイツ・イギリス合作
第2次世界大戦直後のドイツを舞台に、ナチス高官の子どもたちが辿る過酷な運命を描いたヒューマンドラマ。
敗戦後のドイツは、いくつかの国の支配下に置かれていた。(アメリカ、ソ連、フランス、イギリス)
ユダヤ人虐殺にかかわった高官たちは、次々と捕えられていった。
その子供たちはどうしたのか。
ブッカー賞最終候補にもなったレイチェル・シェイファーの「暗闇のなかで」の「Role」をオーストラリアの女性監督ケイト・ショートランドがドイツ語で映画化した。
それにしても暗い映画、淡々とするロードムービーであるが、子供たちが主題なので哀しい。
ユダヤ人の青年が加わったり、ユダヤとホロコーストの現実は、彼らに重くのしかかる。特に年長のローレは、子供たちの面倒も見ねばならず、必死の逃避行。
ましてや乳呑児を抱いての遠距離移動。ただ、描写がはしょられているので、ちょっと分かり難いところとなんでというところがある。
それと疑心暗鬼の移動なので、感情移入もできず、つらい描写にうんざりな面もある。
盗みや殺人や、弟の死まで、やむを得ないとはいえ、切ないものがある。
ラストは、目的地にはたどりつくが、それまでが悲惨だっただけに、ハッピーエンドとはいかない。
ちょっと、変わった視点からのホロコースト映画といえよう。
オーストラリア・ドイツ・イギリス合作
第2次世界大戦直後のドイツを舞台に、ナチス高官の子どもたちが辿る過酷な運命を描いたヒューマンドラマ。
敗戦後のドイツは、いくつかの国の支配下に置かれていた。(アメリカ、ソ連、フランス、イギリス)
ユダヤ人虐殺にかかわった高官たちは、次々と捕えられていった。
その子供たちはどうしたのか。
ブッカー賞最終候補にもなったレイチェル・シェイファーの「暗闇のなかで」の「Role」をオーストラリアの女性監督ケイト・ショートランドがドイツ語で映画化した。
それにしても暗い映画、淡々とするロードムービーであるが、子供たちが主題なので哀しい。
ユダヤ人の青年が加わったり、ユダヤとホロコーストの現実は、彼らに重くのしかかる。特に年長のローレは、子供たちの面倒も見ねばならず、必死の逃避行。
ましてや乳呑児を抱いての遠距離移動。ただ、描写がはしょられているので、ちょっと分かり難いところとなんでというところがある。
それと疑心暗鬼の移動なので、感情移入もできず、つらい描写にうんざりな面もある。
盗みや殺人や、弟の死まで、やむを得ないとはいえ、切ないものがある。
ラストは、目的地にはたどりつくが、それまでが悲惨だっただけに、ハッピーエンドとはいかない。
ちょっと、変わった視点からのホロコースト映画といえよう。