ひろの映画見たまま

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「西遊記 はじまりのはじまり」、中国版西遊記前記

2014-11-28 19:21:42 | 中国映画
おすすめ度 ☆☆☆

中国活劇映画好き、妖怪映画好き、西遊記好き ☆☆☆☆

中国では、2013年公開され大ヒット。

「少林寺サッカー」で奇抜なアイデアを繰り広げたチヤウシンチー作品。

題名通り、この映画は一般に知られている西遊記のそれまでの物語だ。

R+12だが、エログロ、殺人と小さい子供には不向き。

また、日本の西遊記を期待していくと肩透かしを食らう。

恋愛要素も入ったちょぴっと大人ムードの妖怪映画だ。

冒頭、中国の山村。その村の池にとんでもない怪魚が出現。なんと子供をパクリ、大人も下半身をパクリ、とんでもない怪魚が出現。

妖怪ハンターなる人物が大丈夫というが、決してそんなものではなかった。予告編でも登場する怪魚。

本物の、妖怪ハンターは、ちょっとした青二才。でも結構頑張る。途中シーソーゲームっぽくなった時、突然太っちょおばさんがらわれて大ピンチを救う。

でも、結局は、後から現れた女性の妖怪ハンターにまとめられる。

この冒頭の怪魚騒動は、次から次への展開の速さで圧倒される。久々の大捕物でガツンといかれる。

(実は、青二才は、三蔵法師の若かりし頃で、怪魚は沙悟浄だった。)

青二才は、未熟さを反省し、師匠に諭される。

山奥の料理店にやってきた青二才、妖怪ハンターを名乗るも、店の店員たちに襲われる。そこをまた女性妖怪ハンターに助けられる。

女性妖怪ハンターは、青二才に惚れてしまった。

謎の美男子が現れるが、彼こそ豚の猪八戒、巨大猪に化けて大暴れ。。

さらには、孫悟空のいる五指山に出かけて、孫悟空(猿)と対峙することに。

全編妖怪とのバトルと、コメディにあふれ、それなりに楽しい。

しかしいかんせん中国版。なんかしっくりこない。「これって西遊記」という感じなのだ。

まあ、前記だからということもあるが、イメージが違いすぎる。

ただ、結構仏教的な教えのシーンがあり、中国って仏教国だったのと思ってしまう。

妖怪映画プラス悲恋映画としてみればそれなりに楽しめる。


注)写真の孫悟空は主役ではありません。
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