おススメ度 ☆☆☆
ボクシング好き、シルベスタスタローン好き ☆☆☆☆
シルベスタスタローンは、29歳の時、自らの企画ロッキーを売り込み、自ら主演。この映画で世に躍り出た。
そのスタローンを継ぐ男が現れた。
これはその映画である。
ボクシングシーンが大半を占めるため、ボクシングが好きか嫌いかで評価がわかれる。
ボクシング好きには、たまらない物語の展開だ。
肉体同士がぶつかり合うファイトは、アクションの基本であり、命をも脅かしかねないぶつかり合いは、手に汗せずには見ていられない。
ましてや、その試合には訳がある。
今回の主役クリードは、スタローン扮するロッキーの対戦相手でありかつ友情を交わした男の忘れ形見だ。
はじめは断るが、クリードの熱意を見たロッキーは、自分なりのやり方でトレーナーを務める。
自らがんを宣告され、その闘病と、ボクシングの闘争をダブらせ、これはロッキーの戦いでもあるのだ。
クリードが重量級でないので、その点の不満は残るが、その分テクニックの勝負だ。
対戦相手が、それぞれプロ経験者なので、ボクシングシーンは迫力がある。
監督は、「フルートベール駅で」で注目された新鋭ライアン・クーグラー、クリードはマイケル・B・ジョーダンが演じる。黒人ボクサーだ。
自分を信じて、目標に向かって進む姿は感動ものだ。