ひろの映画見たまま

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「独裁者と小さな孫」、クーデターで地位を追われた独裁者と幼い孫の逃亡の旅

2016-01-04 17:30:35 | ヨーロッパ映画
おススメ度 ☆☆☆

シニカルな映画好き ☆☆☆☆

ジョージア(グルジア)・フランス・イギリス・ドイツ合作 PG12

イランの巨匠モフセン・マフマルバフ監督(現在はヨーロッパへ亡命)作品。

架空の国の独裁者、孫は殿下と呼ばれる。

命令一下、町は停電に、そしてすぐ復旧。そんな贅沢三昧の殿下。

クーデターが起こって突然、部下たちも反乱、護衛官は殺される。

幼い恋人を求めて居残る孫と独裁者を尻目に、家族はさっさと海外へ逃亡。

残された、独裁者とその孫は、極貧の逃亡生活に。(独裁者は懸賞金の対象に)

独裁者は、飛行機を自ら運転したり、ギターを弾いたりと結構バイタリティがある。

だが、何も知らない孫の辛辣な質問にタジタジ。

盗んだぼろをまといながら海を目指しての逃亡生活。

その行く先々で、独裁の付けというか、、非道な現状に出くわす。

結構目をそむけたくなる現状がある。(ただ、孫の存在で助けられる)

そしてラストは、見る人にゆだねられる。

それでも復讐の連鎖は避けなければ。
コメント (1)
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