ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「イヴ・サンローラン」、輝ける時代のローラン。

2016-01-09 18:49:50 | フランス映画
おススメ度 ☆☆

ファッション好き、ゲイ好き ☆☆☆☆

ファッションの世界や、ゲイの世界は、興味がわかれる。

好きな人はたまらなくいいし、嫌いな人は、見たくない。

ファッションもゲイも、アート・美の世界だ。

この映画は、サンローランの輝かしい時代を描いたものだ。

後半、年老いたローランが出てくるが、なれの果ての感じだ。

1965年から1976年、最も輝き、堕落した10年。

サンローラン(ピエール・ニネ)の影には、生涯の恋人であり、壊れやすい天才であるイヴを支えて会社を切り盛りしたピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)がいた。

だが、栄光の影で、美を作ることに転機が訪れ、酒と麻薬の日々に。

そして新しい恋人、ジャック・ド・バシェール(ルイ・ガレル)と出会い、その退廃的な美しさにひと目で心を奪われる。

女の美を作りながら、男に走るファッションとゲイの世界。

全裸シーンなど、怪しげな雰囲気満々の展開。

だが、後半、ファッションショーが行われるが、その美的感覚は、次から次へ繰り出される圧倒的なファッションだ。クリアだが、奥行きのある色合いを再現。


撮影と衣装とのコラボで紡ぎ出す世界は圧巻。

これぞサンローランの真骨頂だ。
コメント
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