おすすめ度 ☆☆☆
山映画好き ☆☆☆☆
第11回柴田錬三郎賞を受賞した夢枕獏による小説「神々の山嶺」の映画化。
先日、アメリカ・イギリス版 「エベレスト 3D」が公開されたばかり。
まあ、3Dの迫力には負けるが、エベレスト標高5200メートル地点での撮影敢行は、日本映画としてはスケールも大きくよくやったと言わざるを得ない。
まあ、原作が撮影不可能と言われたのを作ったのだから、まずそこに敬意を表すべきか。
主役を務める阿部寛と岡田准一は、過酷な撮影にいどみ、その生きざまを見せたことにも敬意を表する。
だが、原作を読んだ人からの酷評を読むと、折角の偉業が残念だ。
前半は、幻の登山家羽生丈二のこれまでの登山歴が描かれ、それ自体はなかなかの出来だ。
友人の死や、怪我をしての登山など、「山があるから登る」登山家魂が熱く描かれる。
だが、後半、恋人が絡んだエベレスト登頂は、小説と違って、かなり心理描写が端折られるので、無理観が目立つ。
ラストとの展開も、カタルシスを呼ばない。
ネパールの情景描写など、見るべきところも多々あるが。残念。
山映画好き ☆☆☆☆
第11回柴田錬三郎賞を受賞した夢枕獏による小説「神々の山嶺」の映画化。
先日、アメリカ・イギリス版 「エベレスト 3D」が公開されたばかり。
まあ、3Dの迫力には負けるが、エベレスト標高5200メートル地点での撮影敢行は、日本映画としてはスケールも大きくよくやったと言わざるを得ない。
まあ、原作が撮影不可能と言われたのを作ったのだから、まずそこに敬意を表すべきか。
主役を務める阿部寛と岡田准一は、過酷な撮影にいどみ、その生きざまを見せたことにも敬意を表する。
だが、原作を読んだ人からの酷評を読むと、折角の偉業が残念だ。
前半は、幻の登山家羽生丈二のこれまでの登山歴が描かれ、それ自体はなかなかの出来だ。
友人の死や、怪我をしての登山など、「山があるから登る」登山家魂が熱く描かれる。
だが、後半、恋人が絡んだエベレスト登頂は、小説と違って、かなり心理描写が端折られるので、無理観が目立つ。
ラストとの展開も、カタルシスを呼ばない。
ネパールの情景描写など、見るべきところも多々あるが。残念。