おすすめ度 ☆☆☆☆☆ 見てほしいという意味で
「映画 日本国憲法」を撮っているアメリカ人ジャン・ユンカーマン監督作品。
キネマ旬報2015年ドキュメンタリーベストワン。
<第1部 沖縄戦>、<第2部 占領>、<第3部 凌辱>、<第4部 明日へ>の4章からなる。
1945年4月1日、アメリカ軍は、沖縄上陸作戦を敢行。6月23日、アメリカの占領が確定。
以後、アメリカの占領下におかれ、基地の町として有用がられる。
1972年5月15日、日本本土復帰を果たすが、基地の存続や、核の持ち込みなど密約を含めて大きな制約が課されていた。
そして、基地の町としては、米軍兵による犯罪、とくに女性への暴行など、本土ではありえない事件が続発。
いまだもって、基地からの束縛は免れ得ない状況だ。
監督がアメリカ人のせいもあって、アメリカの沖縄戦の膨大な撮影資料が提供され、また、インタビューも、日本兵、沖縄住民のみならず、米兵、特に、レイプ事件にかかわった兵士へのインタビューに成功している。
全体の構成の中で、ペリーの来航以来の沖縄の被虐的立場に触れ、日本国でありながら、様々な差別におかれる沖縄の現状も活写される。
監督は、当事者でないだけに、インタビューは、淡々とした語りになっており、客観的な作りになっている。
沖縄の悲劇が手に取るようにわかる、みんなに見てほしい映画だ。
「映画 日本国憲法」を撮っているアメリカ人ジャン・ユンカーマン監督作品。
キネマ旬報2015年ドキュメンタリーベストワン。
<第1部 沖縄戦>、<第2部 占領>、<第3部 凌辱>、<第4部 明日へ>の4章からなる。
1945年4月1日、アメリカ軍は、沖縄上陸作戦を敢行。6月23日、アメリカの占領が確定。
以後、アメリカの占領下におかれ、基地の町として有用がられる。
1972年5月15日、日本本土復帰を果たすが、基地の存続や、核の持ち込みなど密約を含めて大きな制約が課されていた。
そして、基地の町としては、米軍兵による犯罪、とくに女性への暴行など、本土ではありえない事件が続発。
いまだもって、基地からの束縛は免れ得ない状況だ。
監督がアメリカ人のせいもあって、アメリカの沖縄戦の膨大な撮影資料が提供され、また、インタビューも、日本兵、沖縄住民のみならず、米兵、特に、レイプ事件にかかわった兵士へのインタビューに成功している。
全体の構成の中で、ペリーの来航以来の沖縄の被虐的立場に触れ、日本国でありながら、様々な差別におかれる沖縄の現状も活写される。
監督は、当事者でないだけに、インタビューは、淡々とした語りになっており、客観的な作りになっている。
沖縄の悲劇が手に取るようにわかる、みんなに見てほしい映画だ。