おすすめ度 ☆☆☆
2000年に韓国で起こった薬村五叉路タクシー運転手殺人事件。
警察の強引な誘導で、15歳の少年ヒョヌが犯人として検挙、裁判で確定。
それから10年、刑期を終え出所した青年は、多額の賠償金で苦しめられていた。
一方、度重なる敗訴で職にあぶれていた弁護士。
この二人が出会ったことで、再審の道が開ける。
警察のでっち上げの手法と、強引な捜査が浮き彫りにされ、
さらには、上からの指令でもみ消そうとするなど、腐った韓国社会があぶりだされる。
調べていくうちに、目撃者が現れるが、圧力がかかる。
初めは、自己都合で動いていた二人が、やがて協力して再審に向かうことに。
映画は、最後まで見せないが、事実は再審で結審した。(それだけ身近な作品)
ヒョヌを演じるカンハヌルは、この映画の後入隊、27歳で入隊とは。
弁護士役はチョンウ。
ふたりの演技で、最後まで目が離せない。