おすすめ度 ☆☆とる
「封神演義」は「西遊記」「水滸伝」などと並ぶ中国の古典小説で、紂王と彼を操る妲己の暴虐に対し姜子牙(太公望)を始めとする仙界の道士たちが抵抗し、やがて人類の住む人間界と仙人が暮らす仙界をも巻き込んで戦いが展開していく、という一大バトル中華ファンタジー。
伝記物だけに、原作を知っていないとちょっとわかりずらい。
なにしろ、人間界と仙人というけた外れのロマンだから。
9尾の狐が化けた美女が、一つのテーマで、ファン・ビンビンが妖艶さを見せる。
そのほかは、思い切ったCGファンタジーで、さまざまな動物や、蟹、赤んぼなどキャラは豊富。
金ぴかの王宮など、欧米映画のパクリな映像も満載。
ただただ、壮大なファンタジーアクションに酔いしれるだけが取り柄。
ちょっと、日本人には、不向きな作品だ。