おすすめ度 ☆☆★
メキシコ・フランス合作
PG12 えぐい殺しの場面
アカデミー賞外国映画部門メキシコ代表、トロントでは批評家連盟賞。
「ゼロ・グラビティ」で父アルフォンソ・キュアロンと共同脚本を手掛けた息子ホナス・キュアロンが監督。
メキシコからアメリカへ移民するため、不法に国境越えする人たち。
途中で、車が故障、そこからは砂漠を歩いて越境。
だが、アメリカの白人、ここでは、狩り好きのおじさん。ウサギ狩りをしている。犬がお供。
このおじさん、どこで習ったか、的確なスナイパー。
話は、このおじさんと愛犬が、16人のメキシコ人を撃ち殺し、食い殺し、果ては。
ワンシチュエイション映画というらしいが、このおっかけについていけない人はアウト。
なかなかサスペンスはあるのだが、じりじりしてしまう。
何しろ、焼けつくひでりに、岩と砂漠の無毛地帯。ただひたすら、逃げる、追いかける。
越境者で最後まで頑張る男に、「バベル」のガエル・ガルシア・ベルナル。
追いかける白人男性に、「ウォーキング・デッド」のジェフリー・ディーン・モーガン。
ふたりともなかなか渋い男だ。