おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
★は、トムクルーズ様へ。
1970年代、大手航空会社の天才パイロットとして活躍し、その後CIAから極秘密輸作戦のパイロットにスカウトされ、さらに麻薬の密輸で莫大な財産を築いた実在の人物=バリー・シールの生涯を完全映画化。
トムクルーズが、この人物に扮し、その豪快さと、頭の良さを体現。自ら望んだ役だが、まさに新境地。
冒頭、一流エアラインの操縦士、みんなが眠りについたころ、操縦を自動に切り替え、乱気流に突入させ、乗客を慌てふためかせるお茶目。
CIAにスカウトされ、低空飛行で南米の共産ゲリラの拠点の空中撮影を請け負います。まさに、操縦技術のたまもの。
コロンビアで、麻薬の密輸入を手助けすることに、高地での短い距離での滑走、ルイジアナの沼地に投げ落とす荒業。
今度は、ニカラグアの戦士の武器輸送に。
やがてこの仕事で莫大な富を築き、そこら中に札束が。
しかし上り詰めたバリーも、やがて転落を迎える。
妻の弟に、散々遊ばれ、彼の命が狙われ、自らもやがて追われる身に。
その波乱万丈のバリーを軽快に演じるトムはさすが、最後まできっちり楽しませてくれます。