おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)
やくざ映画好き ☆☆☆★
R+15 やくざ映画だし、殺しもふんだん
アウトレイジ3部作の最終章。
前作を見ていなくても。話は分かるが、人間関係を理解するのに時間がかかる。
基本、花菱会と張グループとの争いだが、花菱会の内部分裂と、大友組の組長の因縁の抗争が絡んで話は進む。
日本人は、やくざをやらせると誰でも似合うそうだが、前作に続き大御所二人の顔面雄たけびの迫力は健在だ。
その二人は、花菱組の跡目相続で対立。
西野を演じる西田敏行と中田を演じる塩見三省。
ただ後で知ったが、二人は、大病を患った後の出演らしく、痛々しい。
おまけに、大友を演じるビートたけしの舌まわりも衰えを見せ、前作「隆三と七人の子分たち」の老人パワーが後を引く。
大友が、マシンガンを持って大暴れする後半は、ド派手だが、今時では生ぬるい。
ラストはショッキングだが、最終章にふさわしい。
ジャパンプレミアに勢ぞろいした役者の面々。
いずれも、その凄みの顔相は、負けず劣らす。
最終章だから、一応やくざ映画はピリオッドを打ったが、さて武の次回作は?(初恋物語らしいが)