おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
PG12 、性的描写があります
閉塞感漂う片田舎の町でカトリック系の女子高に通い、自らを「レディ・バード」と呼ぶ17歳のクリスティンが、高校生活最後の年を迎え、友人やボーイフレンド、家族、そして自分の将来について悩み、揺れ動く様子を、みずみずしくユーモアたっぷりに描いた作品。
都会にあこがれ羽ばたこうとするレディバード。
それゆえ、カトリックの生活、田舎の生活、何かと厳しい母親。何かにつけ、反抗する。だがそのバイタリティは、心地よい。
恋人と友人と一度は別れ、上の生活を望むが、そこで傷つくバード。
そして母親との確執は、愛しているが許せない。
「フランシス・ハ」「20センチュリー・ウーマン」などで知られる女優のグレタ・ガーウィグが自身の体験に基づき映画化。
レディバードを演じるシアーシャ・ローナン。
ゴールデングローブ、コメディ部門、作品賞、主演女優賞。アカデミー賞にもノミネイト。
派手さはない、地味な映画だが、心にしみる。
母と娘。この映画を見れば泣けます。