おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)
人形を動かして撮影する、ストップモーションアニメ。
20年後の日本が舞台で、犬と人間の映画なので、毛嫌いする人がいるかもしれません。
ただ、ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で監督賞(銀熊賞)を受賞しただけあって、まさにユニーク。
そこここに黒沢映画へのオマージュがあって、特に音楽がいろいろ採用されている。
架空のメガ崎市が舞台で、市長が犬嫌いで、感染症をいいことに、埋め立て地に犬を隔離してしまう。
市長の息子の少年アタルが、自分の愛犬が犬ヶ島に送られたことを知り、単身犬ヶ島にわたる。
そこで、助けてくれる犬がいて、とまあ、冒険譚となる。
ちょっと、英語と日本語が入れ混ざり、テンポ早く映画が進むので、置いてきぼりになりかねない。
まあ、ウェス・アンダーソン好きには、たまらない映画だ。
声の出演に豪華配役陣が参加してるが、好事家向きかも。