おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
山田洋次の「家族はつらいよ」第三作。
今回は、妻の反乱。
平田家に、コソ泥が入り、妻のへそくりが盗まれる。
昼寝していた、俺の給料をへそくっていたと夫になじられた妻が家出。
おばあちゃんも、腰痛で寝込んでしまい、男たちが家事を。
妻がいなくなって、初めてわかる妻のありがたみ。
子供たちまで、離婚の危機を憂うありさま。
そこここにちりばめられた小話のおかしさ。
手だれた山田節に酔ってしまう。
だが、解決は、あっさり。
要は、お互い、謝ることだ。
男社会が批判される世の中、時宜を得たテーマだ。
兄、姉、弟、三人の夫婦のアンサンブル。
一方、父親は、ゴルフ仲間のお医者さんの助けを借りて。
中盤、義理の弟に諭され、嫁を迎えに行く長男。
雨が突然降ってきて、映画らしい、和解のきっかけだ。(うまい)
86歳の山田監督、まだまだ続くのか?