ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「霧の夜の戦慄(1947)」、ジェイムスメイソン主演のパラノイアミステリー!

2018-06-24 17:16:00 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆

ツタヤ発掘良品 1947年作品

当然白黒、初期のヒチコック映画を彷彿とさせる。

映画は二重構造になっていて、犯罪心理学の講師が大学である事件を講義している。

ところが、その主人公が、講師その人。(ジェイムスメイスンが一人二役なので)

不倫愛の末の義妹殺人事件なのだが、

講義者は、犯罪心理学者、犯罪を起こす医師は、優秀な脳外科医。

結局、犯罪はパラノイアによるものだが、

二階から突き落とす、自ら飛び降りる、これが交差して、

緊迫した映像と、ラストの霧のかかった断崖絶壁。

ジェイムスメイソンの渋さが光っています。

今から70年前の作品なのに、緊迫感は良好。

古いミステリー好きにはたまらん映画。

 

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「彼女が目覚めるその日まで」、難病にかかった女性記者の闘病物語!

2018-06-24 09:19:03 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆☆

カナダ、アイルランド合作

原因不明の難病に冒された女性記者スザンナ・キャラハンの闘病記「脳に棲む魔物」を映画化した人間ドラマ。実話の映画化。

シャーリーズセロンが、製作に参加。

クロエ・グレース・モレッツが、主演、難病の患者を熱演。

この映画の難病とは、2007年、つまりは21世紀になってようやく急性脳炎の一つと位置付けられ、正式に「抗NMDA受容体脳炎」という名前が与えられるまで、精神の病や悪魔憑きと判定され、正しい治療を受けることすら難しかった。

昨年末公開された日本映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」も、この病気の患者の物語、

ニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナは、プライベートではミュージシャンのスティーブンと付き合いはじめ、公私ともに充実した毎日を送っていた。

突然、物忘れがひどくなり、幻覚や幻聴にも悩まされるようになり、ついには全身が痙攣する発作を起こす。

だが、医者の検査に異常は認められない。

この異常な状況が、映画の大半を占めるので、いささか、見るのが辛い。

病気の啓発には役立つのだろうが。


 

 

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