おすすめ度 ☆☆☆
ツタヤ発掘良品 1947年作品
当然白黒、初期のヒチコック映画を彷彿とさせる。
映画は二重構造になっていて、犯罪心理学の講師が大学である事件を講義している。
ところが、その主人公が、講師その人。(ジェイムスメイスンが一人二役なので)
不倫愛の末の義妹殺人事件なのだが、
講義者は、犯罪心理学者、犯罪を起こす医師は、優秀な脳外科医。
結局、犯罪はパラノイアによるものだが、
二階から突き落とす、自ら飛び降りる、これが交差して、
緊迫した映像と、ラストの霧のかかった断崖絶壁。
ジェイムスメイソンの渋さが光っています。
今から70年前の作品なのに、緊迫感は良好。
古いミステリー好きにはたまらん映画。