おすすめ度 ☆☆☆★
ロシア帝国最後の皇帝ニコライ2世と伝説のバレリーナとの許されぬ恋を描いた恋愛ドラマ。
1800年代後半のロシア・サンクトペテルブルク。ロマノフ朝ロシア皇帝アレクサンドル3世の息子で、ロシア王位継承者であるニコライ2世は、マリインスキー・バレエ団の世界的なプリマ、マチルダ・クシェシンスカヤに一目ぼれし、恋に落ちる。
史実を脚色した映画。
エカテリーナ宮殿、黄金に縁取りされた扉が眩しいサンクトペテルブルクの宮殿や、バレエの殿堂として栄えたボリショイ劇場やマリインスキー劇場の作りは超豪華。
特に皇帝の結婚式は、まさに最後の皇帝らしく、金ピカ。
また衣装も豪華。
バレーシーンは少ないが、その舞台は豪華。
まあ、金のかかりようは、大変。
賛否両論あったらしいが、皇帝のなさぬ恋。ロシアらしい荒々しい恋だ。
ラース・アイディンガーが、マチルダをを演じ、男を手玉に取り、自分の意見を通す立派な女性像を作り上げている。
華やかな歴史絵巻、それも許されぬ恋物語。どっぷり、宮廷恋愛ごっこを楽しむがよい。