おすすめ度 ☆☆☆
R15+ セックスシーンがあります
今どき珍しい、純情やくざの初恋。
原作、直木賞作家・奥田英朗の同名小説。
新宿歌舞伎町で、いつか「一人前の男」になることを夢見ながら、雑用に追われる日々を送る、21歳のチンピラ・坂本純平。
ある日、対立する組の幹部の殺害を命じられた純平は「これで一人前の男になれる」と気負い立ち、偶然出会ったOLの加奈と一夜を過ごす。
それから三日間、二人は、愛を交わす。
女は、不安感から、SNSで、この事実を吐露する。
このSNSに反応する人たち。彼らは何のかかわりもないが、純平の行為をやめさせようとする。
だが、純平は、このSNSを見ていない。
ただ、人を殺すことに一直線の男の一途さと、彼に惹かれれる女の愛おしさが丁寧に描かれる。
純平を演じる野村周平が熱演。
相手の女を柳ゆき菜が体当たり演技。映画は、ここだけに焦点を当てていないので、期待すると肩透かし。
ラストは、意味深な終わり方。