おすすめ度 ☆☆☆
シリアス映画好き ☆☆☆☆
イギリス・フランス合作
R15+ 刑務所でのおかま掘りの現実。
タイの刑務所に服役し、ムエタイでのし上がることに成功したイギリス人ボクサー、ビリー・ムーアの自伝小説を映画化したアクションドラマ。
アクションドラマというけれど、突然タイ刑務所に放り込まれたイギリス人。周りは殺人者など薄気味悪いタイ人ばかり。言葉がわからない、お金がない、最低の状態で、殺人、レイプ、汚職がはびこる地獄のよう刑務所で、ビリーは死を覚悟する日々を余儀なくされた。
所内に新たに設立されたムエタイ・クラブとの出会いによって、ビリーの中にある何かが大きく変わっていく。
実際の刑務所を使っての撮影、囚人たちも受刑者が演じている。まさに地獄が再現される。
まあ、逃げ出したい気持ちになる。
だが、ボクサー魂がよみがえり、ムエタイを会得、試合に出ることに。
そして、地獄のマッチ。
手持ちカメラでアップシーンが多く、臨場感は半端ない。
「グリーンルーム」のジョー・コールが主人公ビリー役を演じる。監督は「ジョニー・マッド・ドッグ」のジャン=ステファーヌ・ソベール。
見る人を選ぶ映画だ。
圧倒的な臨場感は、目の前に迫ってくる。