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「リチャード・ジュエル」、アトランタ爆破事件で、犯人にされた男!

2020-01-29 17:13:36 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

1996年のアトランタ五輪開催中に起きた爆破テロ事件。今年東京でオリンピックがあるが大丈夫かな。

元警察官で警備員のジュエル。感を働かせて、時限爆弾を発見。

爆弾は破裂するが、大災害は免れ、警備員は英雄視される。

この話は実話で、1997年に雑誌『ヴァニティ・フェア』に寄稿された記事が原作。

もともと、ドキュメンタリー映画化が企画されたが、紆余曲折の末、クリントイーストウッドが監督を務めることになった。

ジュエルを演じたのが、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」のポール・ウォルター・ハウザーで、実在のジュエルに似ているという。ラストのどんでん返しの証言が見事。

この純朴でFBIの調べに進んで協力するお人よしを見事に演じている。

ジュエルの過去などを調べたFBIは、犯人ではないかと疑う。

一方で、FBI担当官が、マスコミの女性とセックスがしたいがために情報を流すという、卑劣な行為でジュエルを犯人に仕立て上げる。

ここに、一枚加わるのが、ジュエルの旧知の弁護士が、ジュエルを信じてFBIと対峙する。「スリー・ビルボード」のサム・ロックウェルが好演。

さらに、犯人に仕立て上げられた息子をかばう母親の姿に涙する。この母親をキャシーベイツが好演。

まさに演出と演技で見せる職人技だ。

SNSの拡散など、いつ犯人に仕立て上げられるか不安な今日を見事についた傑作だ。

 

 

 

 

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