ひろの映画見たまま

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「家族を想うとき」、宅配業者の悲哀!

2020-01-08 17:30:43 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)

イギリス・フランス・ベルギー合作

イギリスの巨匠ケン・ローチ監督作品。

イギリスの宅配業者の死を取材、その過酷な労働条件を目の当たりにし、他の業者も取材して、この映画を作り上げた。

邦題「家族を想うとき」は、アンチテーゼ。

宅配業の個人事業者の立場に置かれたリッキー。宅配という、時間との闘い。自己責任。

やがて家族との時間も制限される。(例えば、娘を同行させただけで、客から文句が来る)

長時間労働で、体もグタグタ。運転も危うい。

妻も、介護士をしているが、夫のために車を売ったがために、移動に時間がかかり、彼女も、娘と息子の世話に時間がさけない。

まさに、労働(金を稼ぐ)ゆえに、家族が犠牲。

そして子供たちの反逆。

ラストも救いがない。

だが、心に刺さる映画。

 

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