おすすめ度 ☆☆☆☆ (劇場鑑賞)
「この世界の片隅に」で、描き残したシーンを追加。
娼婦リンとの交流を追加することで、より深みが出た。
ただ、二度見になるので、初見の印象はうすらぐ。
リンとの話は、恋模様で、子供には向いてなくて、より大人向けの映画といえる。
それにしても、呉と広島、猛爆による被害と原発。
丁寧に描かれた、当時の風景が、リアリティをもって迫ってくる。
あえて、戦争反対を叫ばなくても、個人の物語が、戦争の悲惨さを描き出す。
当時の置かれた女性の立場、今では考えられないことだが、それが現実だった。
この良作を二度見させられた満足度。