おすすめ度 ☆☆☆
スペイン・フランス・イタリア合作 PG12
イランの名匠アスガー・ファルハディが、スペインの田舎町を舞台に全編スペイン語で撮り上げたミステリードラマ。
アルゼンチンで夫と2人の子どもと暮らすラウラが、妹アナの結婚式に出席するため、故郷スペインの小さな村に子どもたちを連れて帰ってくる。地元でワイン農園を営む幼なじみのパコや家族と再会し、ともに喜ばしい日を迎えるラウラたちだったが、結婚式のアフターパーティのさなか、ラウラの娘イレーネが姿を消してしまう。
スペインの田舎町が、結婚式を題材に、丁寧に描かれる。
後半は、俄然ミステリアス。
そして、ラウラとパコの昔の関係が明らかに。
それは、だれもが知っていることだった。
それぞれの苦悩が、名優の演技によってあきらかになるが、結末はすっきりしない。
最後までひぱっていく力はあるのだが。