おすすめ度 ☆☆☆★
原作はパキスタンに生まれ、現在は英国ガーディアン紙で定評のあるジャーナリストとして活躍し、自身もブルース・スプリングスティーンの大ファンであるサルフラズ・マンズールの自伝的な回顧録。
1980年代のイギリスを舞台に、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた青春音楽ドラマ。
当時はまだ、差別意識も強く、家庭も封建的だった。
そんな鬱屈した世界で、目覚めた青年。
文章を書くことを先生に褒められ、その道に進もうとするが、親の反対。
そんな時に出会った楽曲。
それはまさに青年にピッタリ。
その音楽を背景に、青年の成長物語が綴られていく。
音楽がマッチしている。
パキスタンというちょっと変わった世界が興味を引く。
題名は、ブルース・スプリングスティーンの曲だ。