おすすめ度 ☆☆☆★
R15+
★2019年度カンヌ国際映画祭 主演男優賞受賞
★2019年度アカデミー賞 国際長編映画賞・主演男優賞ノミネート
★2019年度ヨーロッパ映画賞 男優賞・プロダクションデザイン賞受賞
★2019年度全米、NY、LA批評家協会賞 男優賞受賞
世界的な映画監督サルバドールは、脊椎の痛みから生きがいを見いだせなくなり、心身ともに疲れ果てていた。
引退同然の生活を送る彼は、幼少時代と母親、その頃に移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局など、自身の過去を回想するように。
そんな彼のもとに、32年前に手がけた作品の上映依頼が届く。
主演は、アントニオ・バンデラス。彼に自らの過去を演じさせる。
少年時代の母親役は、ペネロペ・クルス。
麻薬や同性愛とすさんだ生活も。
降り注ぐ太陽光と真っ白な壁など、映像は美しい。
見事な、映像美で、自らの自伝を描いて見せた傑作。
ただ、同性愛に許容でないと。