おすすめ度 ☆☆★
人生映画好き ☆☆☆
娘は子供のころ、病弱だったが、新興宗教の水のおかげで助かったことから、両親は新興宗教にはまってしまい、周りから疎まれることに。
娘は成長して、学校に行くが、学校では、親の行為を不思議がられ、悩みの種に。
新興宗教をまともに扱った映画は少ないが、本作は、まじめに扱っている。
今村夏子の同名小説が原作。
たしかに、濡れたタオルを頭に当て、上から水を垂らす行為はまさに奇異に見える。
しかし、当の信者は、まじめに考えており、はたからいうものではない。
その娘は、親が怪しいと感じながら、親を信じたい気持ち。
むつかしいその娘役を芦田愛菜が演じている。
周りの配役陣もベテランが要所を抑える。
宗教問題を嫌悪する向きには、面白くない映画だ。