おすすめ度 ☆☆☆★
これは、ベトナム戦争の知られざる英雄の真実に迫る実話を基にした社会派ドラマ。監督・脚本は、「白い嵐」の脚本を手掛けたトッド・ロビンソン。
主演は、セバスチャン・スタンだが、本作はキャストが超豪華。これが遺作となってしまったクリストファー・プラマーにピーター・フォンダ。そして、ウィリアム・ハートにエド・ハリスと名優がずらりと顔を並べています。
1966年、空軍落下傘救助隊のピッツェンバーガーはベトナムで敵の奇襲を受けて孤立した陸軍中隊の救助に向かうが、激戦のためヘリが降下できず、その身ひとつで地上へ降りて救出活動にあたる。しかし彼自身は銃弾に倒れ、帰らぬ人となる。
1999年、アメリカ。空軍省のハフマンは、30年以上も請願されてきたある兵士の名誉勲章授与について調査を開始する。
ベトナム戦争に参戦し、傷つき、帰国後も病にさいなまれた真実。
一方で、身を挺して友軍の治療に当たり、自ら命を絶った兵士がなぜ、名誉勲章を受章しなかったかをミステリーとしている。
なかなか辛辣な映画で、後半には涙を抑えられない。
ミステリーの結末は、拍子抜け。