おすすめ度 ☆☆☆☆
「東京ラブストーリー」「最高の離婚」「カルテット」など数々のヒットドラマを手がけてきた坂元裕二だけに、恋愛映画として素晴らしい。
おまけに、演じるのが菅田正輝と有村架純と来ては、鉄板だ。
土井裕泰の演出もいい。
ただ、物語が5年間の気の合った二人のいちゃいちゃが、就職して、趣味と違う道を歩み始めるところから狂い始め。
ラストは、別々の道を歩み始めるので、これを良しとしない人もいて、賛否別れるところ。
でも、5年間の二人は、意気投合して盛り上がり、自らの恋愛体験を追認できる人には、たまらない映画だ。
特に、初めての出会いは、まさに恋愛映画の鉄板。
固有名詞に溢れている。ふたりの距離を一気に縮める重要な役割を果たした押井守にいたっては本人役で出演しているし、その後も天竺鼠、ミイラ展、ジャックパーセル、今村夏子、ゴールデンカムイ、宝石の国など、坂本脚本の魅力だ。