おすすめ度 ☆☆☆★
「アベンジャーズ」シリーズを中心にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を展開するマーベル・スタジオが、最強の力を持ちながらもそれを封印してきた心優しきヒーロー、シャン・チーを主人公に描くアクション大作。
犯罪組織を率いる父に幼いころから厳しく鍛えられ、最強の存在に仕立て上げられたシャン・チー。しかし心根の優しい彼は自ら戦うことを禁じ、父の後継者となる運命から逃げ出した。過去と決別し、サンフランシスコで平凡なホテルマンのショーンとして暮らしていたシャン・チー。彼女もいて。
序盤のバスアクション、それに続くマカオでのタワーバトルへと、マーベルらしい大がかりなアクションシーンは素晴らしい。
だが、後半は、まったく中国映画。
秘境ターローでは、竜、麒麟、妖狐、獬豸(狛犬/唐獅子)、鳳凰、渾沌などが登場して、それが暴れたおす。
まさに、中国妖怪映画。
マーベルだけに、そのCGは洗練されてはいるのだが。
中国映画として割り切れば、それなりに面白い。
配役陣が、ほぼ中国寄りなので、これが、マーベルなのかと。
続編をにおわすエンディング。
期待していいのかどうか?
中国系カナダ俳優のシム・リウ。今後の活躍が見もの。