ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「夢を生きた男 ザ・ベーブ」、野球王ベーブルースの半世紀!

2022-08-17 19:26:27 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞 1992年製作

大谷翔平の記録で紹介され、日本でもおなじみになったベーブルース、その野球人生を描いた映画。

太っちょのジョン・グッドマンがベーブルースを演じ、誇張されて見えるが、かえって愛嬌があって好演。

ボルチモアの少年矯正院で、野球の才能を認められ、プロにスカウトされる。やがて、ホームランを量産、ピッチャーとの二刀流も。

ただ、酒と女に弱く、初婚の妻とは離婚。二番目の妻が、ベーブのことをよく理解。

後半は、監督になりたかったがなれなかった心の傷。

まあ、奔放に生きた人生に乾杯。

 

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「ミセス・ノイズィ」、布団叩きおばさんの表と裏!

2022-08-17 17:06:49 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

隣人同士の些細な対立が大事件へと発展していく様子を描いたサスペンスドラマ。

この映画は、我々は自分のことしか見えておらず、しかも世の中の断片・表層だけを見て物事や人を判断しているのではないかと訴えている。

小説家で母親でもある真紀は、スランプに悩まされていた。そんなある日、隣人・美和子による嫌がらせが始まる。真紀は美和子を小説のネタにし反撃に出るが、マスコミやネット社会を巻き込む大騒動へと発展して…。

画面が「一か月前」と変わり、美和子の目線から物事を眺めると、全く違った景色になることが判明する。むしろ、美和子がマトモで、真紀が悪者になってしまうのである。その価値の逆転劇が実に鮮やかであり、この映画の眼目であろうと思われる。

物語は真紀と美和子の和解、そしてこの騒動の真相を書いた(と思われる)本の出版で幕となる。この結末は見ている者に安堵感を与える。

正義も悪も簡単には決められない。(ネットやテレビのワイドショーを無防備に享受する現代人への警告を読み取ることは容易である)

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