ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ムーンライトキングダム」、12歳の少年、少女の駆け落ち事件!

2013-08-04 18:29:01 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

箱庭的、人形劇風、ジオラマ、いろんな形容がなされるが、映画だから何でもありだが、ちょっと変わった映画。

12歳の少年と少女が駆け落ち。それも少年は問題児で、里親からも見放されて、

まず、少女の家、舞台っぽく、人の動きにつれて部屋が移動し、父母と少女、それに幼い子供3人。少女はなぜか双眼鏡で覗いている。

一方、少年は、ボーイスカウトでキャンプに来ているが、途中で逃げだし、少女と合流。

ある島での物語。

そこで、少女の家族、ボーイスカウトの隊長、島で一人の警察官らが、捜索に乗り出す。(以下ネタバレ)
































実は、少年と少女は出合ってから電撃的に恋に落ち、駆け落ちを計画、2人でテントを張り、キッスまで。

何ともおしゃまな12歳。

でもその思いは切なく、一端は見つかるが、ボーイスカウトの面々の計らいで簡易結婚式も。

だが、島に嵐がやってくる。

とまあ、少年の恋物語を、ワサビのきいたコメディに仕立て上げ、そのおしゃれぶりは映画を最高に利用している。

なにしろ、望遠鏡をはじめ小道具の使い方がうまく、脇を固める役者はベテランばかり。ブルースウイルスの警官は、途中で発見。

まあ素敵なファンタジーだ。


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「セックスの向こう側 AV男優という生き方」、AV男優の本音トークです

2013-08-03 16:37:34 | 日本映画
おススメ度 ☆☆
    AVに興味のある方 ☆☆☆☆

アダルトビデオ30周年、増え続けるAV製作。

一方で、女優1万人に対し、男優は70人。

そんな業界の本音部分をAV男優にインタビューすることであぶりだそうという企画。

製作現場の映像もあるが、それは全くの添え物で、20名のAV男優にQ&Aで、業界の実態を暴いていこうとしている。 

AVの黎明期から、今日までその変遷をうかがわせる。

本音トークだけに、かなりきわどい話もあって、その筋の人には面白いかもしれないが、ちょっとという人がでるかも。

それもほとんど語りだけで、構成しているので、男優たちのそれぞれの個性が面白く、業界を知っている人には、肝だろう。

登場する男優たちは、それぞれ、成り立ちから、立ち位置まで異なるので、幅広く業界が知れる。

昨今は、セックスオンリーを一日に何本もこなすという回転率の高さがあり、男優もそれなりに大変な仕事だ。

そして、だれしもが、女は怖いという。AV男優なればこその言葉かもしれない。

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「大魔術師Xのダブルトリック」、マジックと恋愛の香港映画

2013-08-02 18:12:38 | 中国映画
おススメ度 ☆☆☆

香港映画祭で上映されたが、地方公開はなし。

どこまで映像的に処理されているかわからないが、結構高度なマジックショー。

これを演じるのが、トニーレオン。

時代は、軍閥による群雄割拠時、満洲事変の少し前。

将軍は7人も女性をはべらせながら、自分になびかない第7夫人に悩まされている。

そんななか、ヨーロッパ帰りのマジシャンの登場。

マジシャンは昔、師匠の娘(将軍の第7夫人)と許婚の関係にあった。

とまあこんな展開で繰り広げられる、アクションコメディ。

マジックの巧妙さと、コメディタッチの軽妙さ、更には俳優の演技力と相まって、結構見せてくれる。

ちょっと長尺なのと、中ほどのだれが気になる。

第7夫人に扮するジョウ・シュンが綺麗。


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「アルマジロ」、アフガニスタンでの対タリバン戦争

2013-08-01 15:28:01 | 映画
おススメ度 ☆☆☆
    戦争ドキュメンタリー好き ☆☆☆☆

デンマーク映画だ。

デンマークは、対国際紛争に協力している国連軍の中で、人口比で断トツだとか。徴兵制だとか。この映画の背景も知っておく必要がある。

アルマジロは、アフガンに展開する国連軍の前線基地のひとつで、イギリスとデンマークが勤務している。

この映画は、ドキュメンタリーだが、かなりドラマ的要素、たとえば音楽など、があり、それでも、よくデンマークの軍隊がここまでの撮影を許可したなと感心する。

映画は、7か月の勤務に就く一人の兵士の出発からはじまる。なぜ、そんな危ないところへ行くのの疑問もぶつけられる。

前半は、ほぼパトロールの毎日、案外退屈。まあ実態もそうかもしれない。

時々に起こる爆撃と地雷による爆発。死者や負傷者も出て、戦争の無意味さを教えてくれる。

しかし、後半がぜん緊迫。タリバン兵と遭遇、銃撃戦に。このシーンは、ほんとの兵士の頭にカメラを装着、更にはハンディカメラと、要するに実戦感抜群。

負傷者も出て、パニくるが、手りゅう弾で殲滅。敵兵の死体が生のまま映され、それも臓器飛び出しのちょっと、ドン引きだ。

面白いのは、敵兵を攻撃した後の昂揚感。それを家族に電話して、国際的に問題になるという隊長の説明。

すなわち、戦勝の喜びを家族に伝えたことが、国際法違反になるという矛盾。

それと同時に、兵士達が、戦争中毒に犯されていくという現実。

日本も、国際軍に加担するようになれば、同じような問題に直面するだろう。

戦争映画に新しい境地を開いたといえる。



コメント (2)
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