ひろの映画見たまま

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「もうひとりのシェイクスピア」、16世紀、エリザベス期にもうひとりのシェイクスピアがいた

2013-08-20 16:00:55 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆
     ヨーロッパの時代劇好き ☆☆☆

シェイクスピアには、謎が多すぎ、別人説がずっと唱えられた来た。

この映画は、シェイクスピアの別人探しの要素よりも、16世紀の、王を巡る確執劇に主眼が置かれている。

凝りに凝ったセットと、衣装、あたかもその時代へタイムスリップしたかの背景が、映画を重厚にしている。

そして、演者も、演劇出身を中心に、当時のシェイクスピア劇を再現。

一方、どろどろした、貴族たちの確執。

それは、死刑をも招く、おどろおどろしいもの。

一方で、エリザベス女王をはじめとする王族のきらびやかさ。

シェイクスピア劇をはじめとする欧州の物語好きには、垂涎の物語だ。

しかし、登場人物が多く、時代がさかのぼって描かれ、若き時代の役者が違うので、前半は、物語についていけず、唖然としてしまった。

ここはやはり、当時の人間の相関関係などをしっかり頭に入れてから見ないと、面白さは半減。

シェクスピア別人説を、王族内に求めることによって、王室内のドロドロした関係があぶりだされ、興味を増す。

ヴァネッサレッドグレイブが晩年のエリザベスを演じ気品をあふれさせている。

コメント
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