ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ひまわりと子犬の7日間」、犬家族と人間家族の愛情物語!

2013-08-10 15:51:16 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆
   犬好き ☆☆☆☆

山田洋次の愛弟子、それも女性監督初演出。

まあ、どうしても、初めての作品は力が入るものだ。

作品のこと、興行成績のことなど、いろんなプレッシャーがあるだろう。

それを差し引くと上出来の映画だ。

老夫婦にかわいがられた子犬たち。老夫婦が手放した時から悲劇が始まる。このじいちゃんを亡くなった夏八木さんが演じる。夏八木さんの最近の活躍は素晴らしい。

宮崎県、実際にあった話。

市役所で犬を扱う部署に勤務する男性が主人公。妻を交通事故で無くし、ばあさんと二人の子供で住んでいる。

役所では、引き取り手のいない犬は、一定期間が過ぎると、殺処分される。子供たちに大手を振って言える職業ではない。

ある日、野良犬を捕獲するが、母親の凶暴さに辟易する。だが、娘たちに自分の職業を告白し、プライドの話をした手前、その犬たちを見届ける羽目に。

そこから、犬と人間との会話へと発展するのだが、宮崎弁堪能な堺雅人が演じ、本領を発揮する。

犬好きには、涙ものだ。

一方、規則ずくめの役所への批判もちょっぴり。

獣医役の中谷美紀が花を添えるが、まあ、脇役どまり。
コメント
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