ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「セッション」、しごき教師による評判の映画です。

2015-04-24 18:19:24 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

ジャズ好きの方と書きたいところだが、ジャズマンには、不評のようです。

最後のジャズ演奏シーンは圧巻ですが、ようは、鬼教師によるしごきと、

しごきによって、上達していくドラマーの物語です。

この映画何がすごいのかというと、教師による半端ない指導です。

暴力的ですらあります。一方で、ライバルとのしのぎを演じます。

要は、追い詰めていくタイプの先生で、うつになった生徒もいます。

ただ、この映画の主人公は、上昇志向の強い青年なので、二人のタッグが成功を呼ぶのでしょう。

この教師、ほんとに怖いです。

映画を見ていて途中で放り出したくなりますが、映画館では逃げるわけにいきません。

それだけ、演者と演出がマッチしたのでしょう。

監督は、デイミアン・チャゼルで、28歳の駆け出しというから、まあ大したものです。

ジャズに親しんだものにとっては、興味津々な映画ですが、ラストを除いて演奏はとぎれとぎれになるのでちょっと辛いです。

鬼教師を演じたJ.Kシモンズは、忘れられない存在になりました。
コメント (3)
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「ランナーランナー」、オンラインカジノを巡る虚虚実実

2015-04-23 16:55:20 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆

大学生でありながら、オンラインカジノで大きな賭けをするリッチー。

一度は大負けするが、おおもとのギャンブラーの手口を暴いて、そのカジノ王に見込まれ、その弟子に。

だが、FBIの捜査の手が及んで大ばくちに。

美人が絡んで、スリリングな展開。

ジャスティン・ティンバーレイクが学生に扮し、ベンアフレックのカジノ王に挑戦する。

有り余る金に贅沢三昧だが、賭けごとのスリリングさはあまりない。

むしろ賄賂合戦の感あり。

アメリカでは、この手のインターネットカジノが流行で、この映画の元ネタは事実らしい。

新しいトピックに飛びついたはいいが、描写不足の感は否めない。
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「三里塚に生きる」、1960年代に起きた三里塚闘争の今日を描く

2015-04-22 16:14:20 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

見て欲しい度 ☆☆☆☆☆

京都で上映中。

たまたま、見た日に、上映後、この映画の監督である代田治彦さんのトークショーがあった。

平日のせいもあって、観客が少なく、代田さんにとっては不満のトークだった。

そのせいか声も小さく聞き取りにくかった。

三里塚の映画といえば、小川伸介さんのドキュメントが有名だが、残念ながら未見。

それにしても、いまだに続く三里塚の後遺症。(三里塚は、成田空港建設時、土地収用で激しい対立があった場所)

キャメラマンの大津幸四郎さんは、ずっと三里塚を追ってきた人だが、45年ぶりに、再びカメラを持って、いまだに闘争を続けている農民たちの今を撮ろうとしたのが、この映画のきっかけだそうだが、

その大津さんが、映画を撮り終えて、昨年暮れ80歳で亡くなった。彼にとっては思いのこしの映画だったのだろう。

三里塚といえば、学生運動など左翼の闘争と位置付けられがちだが、この映画で見ると、農民の戦いだったことは明らか。

映画は、闘争中に自死した青年と、自宅と田畑を強制収容された今はなき老婆に焦点を当て、権力の非道さを浮き彫りにする。

今も、沖縄問題や原発問題で、権力側のごり押しが目立つが、本当は、この映画を教訓にしてもらいたいものだ。

1960-70年代の最も激しかった当時の映像も巧みに挿入され、貴重な記録映画となっている。

すべての人に見てもらいたい映画なのだが、現代の世の中では、細々した自主映画に頼るほかない上映環境に哀しみを感じる。
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ベトナム旅行 その二十 コンビニはミニマート

2015-04-21 19:36:41 | 日記
ホテルの近くにコンビニがあるというミニ情報を得ていた。

で、朝食のレストランで、ボーイさんに、英語でコンビニはどこと聞いたが、返事がない。

言葉が通じなかった。

そこで、今度は、ホテル受付で、コンビニエンスストアはどこ。

でもよくわからないので、ミネラル水やジュースを売っているとことか、会話しているうちに

ミニマのことだと言われた。

そうミニマーケットの略ミニマがコンビニなのだ。

ホテルマンの指示に従って、裏門まで行くと、いかついガードマンがいた。

恐る恐る聞いたが、はじめはわからなかった、やおらして「ミニマ OK」といって、

すぐそばを案内してくれた。

そこは、日本のコンビニとは違って、昔ながらの日本のいなかにある何でも屋の体。

ネットで見ると、やはりコンビニは「ミニマート」だ。

写真は、ネットから借用。
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「インザヒーロー」、スーツアクターがハリウッド映画のアクションに挑戦

2015-04-21 18:03:49 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

宣材だけ見ていると、仮面ライダーなどのスーツアクターの話に思えるが、

スーツアクターの話ではあるが、もっと映画のアクター(俳優)についてのドラマ。

スーツアクターのベテランである社長が、いいオファーを受けるが、若き役者にとられてしまう。

若い役者は結構生意気で、スーツアクターが、日々の練習と全員の協力で初めて成り立つのに、若さだけでのし上がる。

だが、社長の前歴を知った若者が、心を入れ替えて、みなと溶け込もうとするようになる。

一方、ハリウッド映画で、アクションをノーワイヤースタントなしで撮りたいという監督の意向で、主演の役者がおりたので、社長のところに回ってくる。

社長は、命を懸けて取り組むことに。

何か「蒲田行進曲」を思わせる展開。

一方で、練習こそがスーツアクターの本命と、真剣に取り組むアクターたちがいる。

若き役者も、このアクターの仲間入りをするが「太秦ライムライト」風だ。

最後の忍者100人斬りは圧巻で、これって時代劇ですよ。

そういう意味では、いたって真面目な映画です。

社長に唐沢寿明、若い役者を福士蒼汰が演じ、黒谷友香、寺島進、松方弘樹など脇もはなやか。
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ベトナム旅行 十九 フエ トゥドゥック帝廟

2015-04-20 17:29:54 | 日記
フエは、ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802~1945)の都でした。

13代まで、王朝は続き、それぞれの王様が、廟を建てました。

トゥドゥック廟は、4代目の王様で、権力があった時代でしょう。

京都の金閣寺のような、大きな池のふちに宮殿がある。そんな感じ。

丁度、建国記念日でもあり、沢山の学生たちが訪れていました。







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「ソロモンの偽証 後編」、学校裁判は結末を迎えます。

2015-04-20 16:49:46 | 日本映画
おススメ度 ☆☆☆

前編で、あらましの事件が語られているので、後編の展開は難しいものでした。(前篇のダイジェストが後編の上映前に映写されます。これはいい企画)。

お蔭で、ワクワクした前編の躍動感はどこへやら。

中学生による学校裁判とは、ちょっとした話題ものですが、

被告人のちょっとやんちゃな大出俊二。

最初の段階で、そのいじめっ子ぶりは暴かれますが、犯行現場を見たという告発文が早々と嘘とわかってしまって看板倒れです。

結局、援護人をかってでた神原君の行動に焦点が当てられ、事件の真相が明らかになります。

なかでは、告発文を書いた三宅樹里の屈折した心情をもう少し丁寧に描いてはと思った。

23年後の藤野涼子が、教師としてその学校に着任するという、映画の設定は、やりすぎの感も。

まあ、この大作を何とかこなしたスタッフキャストに脱帽。

中学生を演じた役者さんの今後が楽しみです。
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「ファイナルアワーズ」、地球の週末を描いたオーストラリア映画です

2015-04-19 16:16:39 | 映画
おススメ度 ☆☆☆

劇場未公開

2014年カンヌ国際映画祭出品作、シッチェス国際映画祭優秀俳優賞受賞作品! !

マイナーな作品ですが、それなりに惹かれる映画です。

隕石の接近により、地球の、というかオーストラリアの終末まで24時間。

皆は刹那的な生き方で、最期を楽しもうとするが、パニックで、自殺したり大変な事態に。

ジェームスは恋人との逢瀬を終え、皆のいるパーティ会場へと向かうが

ひょんなことから、救うことになった少女。

彼女を連れてロードムービー。

時間は刻々と過ぎゆき、

結局彼女の親探しに、

そこで見た終末の光景。

だが、ラストは、せつなくてやるせない。

ジェームスを演じるネイサン・フィリップ。ちょっとマッチョで、やさしい。

地球週末といいながら、主人公の行動に絞ったヒューマンな作りに。

少女がかわいくていじらしい。
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「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」本年度アカデミー賞受賞作品です

2015-04-18 16:04:13 | アメリカ映画
おススメ度 ☆☆☆☆

本当の映画好き ☆☆☆☆☆

本当のとは、映画を見てワクワクすることです。

常識を打ち破ったというか、常道では考えられない展開が続きます。

実際、ベトナム旅行の飛行機でこの映画を見かけたのですが、中国版だったお蔭で、早口でしゃべられた英語についていけず(たまたまその画面は、劇場の廊下を歩きながらしゃべるシーンで)中断した経緯があります。

帰国後、今度はしっかり眠気対策をしてみたのですが、これがまた面白い。とうとう全編を通して、いかれまくりでした。

昔、映画「バードマン」で一世を風靡した役者が、今は落ちぶれ、それでも役者が忘れられず、ブロードウェイで演劇を披露しようと頑張っている。そんな映画ですが、

なにしろ冒頭から、空中遊泳を魅せられれば、後は何が起こるか興味津々。

まして演劇ですから、様々な格闘が。

映画自体が、夢か幻か、願望か。

でも舞台では、セックスシーンで、勃起したからそのままやろうなんて、

一方で、劇場を閉め出されて、裸にパンツ一丁で、劇場の外側、それも大勢の観客のいる前を通り抜けるはずかしさ。


バーだマンそのものも出てきて、彼に語りかけるは。

それにしても、噂通り、ワンカットに見えるカメラワークはさすが。

まあ、アメリカならではの映画です。
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ベトナム旅行 十八 フエ フエ料理 ブンボーフエ

2015-04-18 15:24:03 | 日記
フエでの夕食は、フエ料理。

ブンボーフエ(写真)が有名らしい。

ベトナム中部は、コメの産地なので、餃子や麺類も米で作られている。



牛肉が入って結構おいしい。




海産物もふんだん。日本人好みの味だ。

ツアーで行くと、食事にはかならず飲みもののオーダーがある。

食事の後、お茶(ウーロン茶風)が出るところもあるが、頼まないとスルーされるところもある。
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