ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「盗まれたカラヴァッジョ」有名な絵画の盗難事件をテーマにしたミステリー!

2021-03-21 16:41:39 | イタリア映画

おすすめ度 ☆☆☆

R12

1969年にイタリアで実際に起きた未解決の絵画盗難事件の謎に迫るサスペンス。

人気脚本家アレッサンドロのゴーストライターでもある映画製作会社の秘書ヴァレリアが主人公。

話が三重構造になっているので、ややわかりにくい。

引退した捜査官を自称するラックという男から、1969年に起こったマフィアによるカラヴァッジョの名画「キリスト降誕」盗難事件を映画化するよう勧められる。

ヒロインが、いささか魅力に欠けるのが難。

むしろ、ヒロインの母親役がエロい。

マフィアによる誘拐と話は大きいのだが。

ラックという人物が、後半に明かされ、これが物語のキー。

絵画については、モチーフに過ぎない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「バクラウ 地図から消された村」、ブラジルの山村で起きた惨殺劇!

2021-03-20 17:06:30 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆★

ブラジル・フランス合作

R15+

第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した作品。

舞台は、ブラジル西部、ペルナンブーコ州。原住民と西欧人の混交で、様々な人たちが暮らしている。

村の長老の死で帰ってきた娘で映画は始まる。

前半は、村が地図から消えたり、携帯がつながらなくなったり、UFOが飛んだりと不可解な出来事が続く。

水不足の村に、市長候補が演説にやってくる。

一方、この村をつぶそうとする勢力が。

村人が立ち上がる。

サスペンスフルだが、R15+のエログロ描写。(全裸の夫婦がうろうろ:モザイクなし)

どこかソウルフルな展開。

西部劇風な、村人の防御。くびがごろごろ。

意味深な映画。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本アカデミー賞決まる!

2021-03-20 09:08:26 | 映画

日本アカデミー賞が昨日発表された。

日本テレビで、生放送。

最優秀作品賞 「ミッドナイトスワン」 内田英治監督

最優秀監督賞 若松節朗  「Fukushima 50」

最優秀主演男優賞 草なぎ剛 「ミッドナイトスワン」

最優秀主演女優賞 長澤まさみ 「MOTHER マザー」

最優秀助演男優賞 渡辺謙 「Fukushima 50」

最優秀助演女優賞 黒木華 「浅田家!」

最優秀アニメーション作品賞、話題賞作品部門、最優秀音楽賞 「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」外崎春雄監督

 

外国映画は、「パラサイト」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ミナリ」、アカデミー賞候補のアメリカ製韓国映画!

2021-03-19 17:20:39 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★ (劇場鑑賞)

1980年代のアメリカ南部を舞台に、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描いた家族映画。

舞台は、アーカンソー州。南西部のヨーロッパ系白人の多くが住む地域。

映画は、監督の親がモデルというから、当時移民が流行していたのかも。

日本で、一時期ブラジル移民があったように。

だが、移民は苦労する。

父親の大きな農園を育てたいという夢。

妻は、もう少し都会的な生活がしたい。息子の心臓病にも。

二人の対立がメインで引っ張っていく。

立ち上げのため苦労も多い。

妥協の産物として妻の母を呼ぶ。

はじめは嫌っていた息子も、気さくな祖母になついていく。

少し明るい兆しが見え始めたところに事件が。

ラストは、ミナリ(韓国語でセリのこと)。祖母の植えたミナリが息づいていた。

淡々として、ラストの事件以外、大した事件がないので、退屈するむきも。

だが、物語に引き込まれると、人生のいろいろが詰め込まれている。

主演男優賞、助演女優賞(祖母役)候補もうなずける。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ヒットマン エージェント:ジュン」、クオンサンウ主演のアクション映画!

2021-03-18 17:53:32 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

韓国240万人動員のメガヒット。

国家情報院に拾われ、暗殺要員として育てられた孤児少年は「ジュン」と名付けられ、またたく間に対テロ保安局のエースとなった。

幼いころからの夢であった漫画家志望が捨てられず、任務中に死を偽装して姿を消す。

15年後、漫画家となったジュン。だが、まったく売れず苦悩の日々。

そんな中、暗殺要員時代の国家機密を描いた漫画を、妻が勝手に投稿。そのまま掲載されたことから、国家情報院とテロリストにジュンが生きていたことがバレてしまい、命を狙われる事態となってしまう。

そのあとは、アクション全開。おまけにコメディまで絡んで、めっぽう面白い。

漫画家だけに、途中漫画が挿入されるが、これが的を得ていて大成功。

クオンサンウが、余裕のヒットマン。

おまけに、妻まで参戦する展開に。

韓国映画ならではの、振り切れぶり。

まさに、怒涛の勢い!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」、疾走した息子を求めて! 強いイ・ヨンエ。

2021-03-17 17:28:30 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12

イ・ヨンエが、「親切なクムジャさん」以来14年ぶりの映画出演を果たしたサスペンス。

看護師として働くジョンヨンと夫のミョングクは、6年前に行方不明となった息子のユンスを探し続けていた。

彼女の元に「ユンスに似た子を、郊外の漁村で見た」という情報が寄せられる。その情報をもとにジョンヨンは漁村へと向かうが、彼女の前に立ちはだかったのは、釣り場を営む怪しげな一家だった。

韓国映画独特のサスペンス描写。

強い女性が、立ち向かう。

警官が一番悪だという韓国ドラマ。

子供の頭をひっぱたく。海に突き落とす。また、女性に対してもビンタを食らわす、髪を引っ張り引き回す。痛い描写が続く。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アンダードッグ 後編」、若手ボクサーとの最後の対決は見もの!

2021-03-16 19:01:48 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

わたしは、4話完結の配信版で鑑賞

前編で、大まかなところが分かったところで、後半は、それぞれの境遇が深まっていく。

未来のある若手ボクサー・龍太は、子供も産まれて順風満帆の人生と思った矢先に過去に暴力を振るった男から斬りつけられボクサー人生を失いかねない傷を負う…

そして再起のため、末永と戦う。

そのラストのボクシングシーンは、必見。

まさに死闘。

森山と北村の演技が秀逸。

力の入った力作だ。

ただ、R15には。要注意。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHK朝ドラ「おちよやん」、5月に終了が決まったが、まだまだこれからや!

2021-03-16 15:43:57 | ドラマ

浪花千栄子といえば、1950年代、木下恵介、豊田四郎、黒沢明ら当時の名監督の作品で重用された名バイプレイヤーとして記憶にある。

シャキシャキしたおばさんで、その大阪弁が気持ちよい役者だった。

「おちよやん」は、その浪花千栄子の一代記だ。

主演の杉咲花は、イメージとしてはちょっと違うが、演技でカバーしている。

ただ、朝ドラは、映画出演よりもっと前の芝居小屋の話が中心だ。

したがって、浪花のゲイ達者たちの芸比べの感がある。

たとえば、星田栄利(見たことあると思ったらほっしゃんだ)。すごみのあるゲイが見事。

板尾創路、喜劇の巨人を見事に演じている。

その他、上方芸人が多数出演。

お千代やんの相方は、芸達者の成田凌。

まだまだこれからが佳境、楽しみだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「アンダードッグ 前編」、森山未来主演のボクシング映画!

2021-03-15 16:35:58 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

R15+

前・後編の劇場版と全8話からなる配信版が同時に製作された。

劇場版は、見れなかったので、アベマTVの配信版を見た。

したがって、8話よりなる長尺。

劇場版は、ボクシングに主眼が置かれているというが、配信版は、長時間で、主人公の末永が、デリヘル嬢の送り迎えを職業としているので、そちらの描写が大きい。

本作は、キネマ旬報ベストテンで、森山未來が主演男優賞。作品は、第四位。

前半は、大物俳優の2世タレントで芸人としても鳴かず飛ばずの宮木瞬とのテレビ番組企画のボクシング試合。

製作陣は。「百円の恋」でボクシングを撮っており、ボクシング場面のシーンは、パワーアップが見られる。

宮木を演じる勝地涼が、末永と対照的に描かれ面白い。

一方、デリヘルの部分では、かなりピンクがかったシーンが多いが、女優陣の頑張りが見られる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ポルトガル、夏の終わり」、イザベル・ユペールが主演、ポルトガルの世界遺産の町シントラ!

2021-03-14 17:34:48 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

フランス・ポルトガル合作

ヨーロッパを代表する女優フランキー(イザベル・ユベール)は自らの死期を悟り、「夏の終わりのバケーション」と称して一族と親友をシントラに呼び寄せる。

「エル ELLE」のイザベル・ユペールも67歳。まさに、この映画の女優に重なる。

そして家族や親友たちを、自分の思いで結びつけようとするが失敗。

そんな群像劇だが、ポルトガルの世界遺産の町シントラが、むしろ主役のように、美しい。

海と山が、それぞれ美しく、癒される。

ラストの俯瞰は圧巻だ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする