ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」、夫婦の愛の物語!

2022-08-25 19:28:19 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム鑑賞

子育ての予行演習のつもりで、ラブラドール・レトリーバーの子犬を飼い始めた新婚夫妻のジョンとジェニー。マーリーと名付けたその犬のやんちゃな振る舞いに、さんざん手を焼く2人だったが、いつしか喜怒哀楽を共にするかけがえのない存在になっていく。犬との生活を通して人生を学んでいくカップルの姿を描いたドラマ。

イヌが主役ではないが、いつもそばに犬がいる。そして犬の死をもって物語は終わる。

夫婦仲がよく、子育てに翻弄される姿が、かっこいい。

三人の子持ちは大変だ。

オーウェン・ウィルソン、ジェニファー・アニストンの夫婦コンビは絶妙。

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「親愛なる同志たちへ」、冷戦下のソ連で30年間も隠蔽された民衆弾圧事件!

2022-08-25 17:33:01 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆☆★

第77回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。

旧ソ連が抱える暗黒史のなかのひとつとも言えそうな労働運動を発端にした市民虐殺の真相を生々しく描く。

だが、本映画は、事件そのものを描くのではなく、一人の共産党員(女性)に焦点を当て、問題点を明らかにしていく。

1962年、フルシチョフ政権下のソ連。政府の経済政策の失敗で、物価高騰と食糧不足が深刻化する中、国家に忠誠を誓うリューダは熱心な共産党員としての恩恵もあり、父と18歳の娘スヴェッカの3人で穏やかな生活を送っていた。そんな中…。

1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場で大規模なストライキが発生した。

危機感を抱いたフルシチョフ政権は、スト鎮静化と情報遮断のために現地へ高官を派遣。そして翌日、約5000人のデモ隊や市民に対して無差別に銃撃が行われる。

そして、隠ぺい工作が。

組織の一員である女性が、デモ隊に参加した娘の安否を気遣って、町中を走り回る。

香港とかウクライナとか、不条理に市民が殺されている現状にかんがみ、考えさせられる映画だ。

 

 

 

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「サバカン SABAKAN」、サバの缶詰だが、変なタイトル!

2022-08-24 17:14:04 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆☆ 劇場鑑賞 (久々)

長崎のご当地映画。

小学5年生のひと夏の冒険!

1986年、夏。斉藤由貴とキン肉マン消しゴムが大好きな小学5年生の久田は、夫婦ゲンカばかりだが愛情深い両親や弟と暮らしている。ある日彼は、家が貧しく同級生から避けられている竹本と、イルカを見るため海へ出かける。溺れそうになったり不良に絡まれたりと様々なトラブルに遭遇しながらも友情を育んでいく久田と竹本だったが、やがて別れを予感させる悲しい事件が起こる。

青春映画も数多くあるが、初監督だけあってややぎこちないところもあるが、終盤で涙があふれ来る感動物語。

家が貧しく、友達のいない竹ちゃん。

父母の喧嘩の絶えない久ちゃん。ただ夫婦は仲良し。

ふたりが、目指したのはイルカのいるプーメラン島。

監督はこれが第一作。長崎出身。故郷を舞台に素晴らしい映画を撮り上げた。

そして、二人の別れが切ない。

大人になった久ちゃんを草なぎ剛が演じる。

手だれた脇役の演技も光っている。

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「355」、美女スパイ五人の大活躍!

2022-08-23 19:59:16 | イギリス映画

おすすめ度 ☆☆☆★

PG12

「355」とはアメリカ独立戦争時に実在した、女性スパイのコードネーム。

世界各国の凄腕エージェントによるドリームチームの活躍を描いたスパイアクション。

格闘術を得意とするCIAのメイス(ジェシカ・チャステイン)、トラウマを抱えるドイツ連邦情報局のマリー(ダイアン・クルーガー)、コンピューターのスペシャリストであるMI6のハディージャ(ルピタ・ニョンゴ)、優秀な心理学者であるコロンビア諜報組織のグラシー(ペネロペ・クルス)、中国政府で働くリン・ミーシェン(ファン・ビンビン)。

ペネロペ・クルスを除いては、それぞれ戦闘能力抜群のスパイ。ラストは、全員協力してのアクションで見せてくれる。ペネロペも肝心なところで能力を発揮。

国が違うので、お互いの区別はつきやすく迷うことない。

犯罪もグローバルだが、中国資本の入っている関係で、ラストは上海が舞台。

 

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「愛と哀しみの果て」、アフリカに移住した女性の半生!

2022-08-23 16:55:46 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

NHK BS プレミアム 鑑賞 1985年製作

アカデミー作品賞ほか全7部門を受賞した名作。

「愛と悲しみの果て」は邦題で、原題は「Out of Africa」。

デンマーク人のカレン(メリル・ストリーブ)は、スウェーデンの男爵ブロルと結婚し、アフリカ・ケニアに移住する。アフリカのサバンナで暮らしたカレンの生涯を描く。ブロルは、家を空けてばかりでカレンの心はデニス(ロバート・レッドフォード)にひかれていく。

161分の長尺で、結構退屈するが、アフリカ(ケニア)の景色が美しくほれぼれする。

第一次世界大戦前後のイギリス統治下の東アフリカ。

白人は、豪華な生活、現地人は、ろくに教育も受けず、労働に駆り出されている。

メリルストリーブが、まだ若く、現代とはちょっと違った印象。かわいげが見られる。

じっくりアフリカの自然が描かれ、特に、飛行機で周遊する場面はきれい。

 

 

 

 

 

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「猫は逃げた」、夫婦の危機、猫が失踪!

2022-08-22 19:41:10 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

今泉と城定が互いに脚本を提供しあってR15+指定のラブストーリー映画を製作するコラボレーション企画「L/R15」の1本。

飼い猫”カンタ”をどちらが引き取るかで揉める離婚直前の夫婦とそれぞれの恋⼈の物語。⽚思いでも、両想いでも、夫婦でも、恋⼈でも―――。

漫画家・町田亜子と週刊誌記者の広重の夫婦。広重は同僚の真実子と浮気中で、亜子も編集者の松山と体の関係を持っており、夫婦関係は冷え切っていた。

わざわざ、R15を狙って作っているので、ラブシーンは、ばっちりあるが、結局猫騒動に紛れて影が薄い。

ラスト近く、四者が一堂に会して、話をするシーンはまさに今泉独壇場!

猫がキーポイント。

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「ローサ・チュンベ 奇跡の一日」、堕落した女性警察官の再生!

2022-08-22 17:17:48 | 映画

おすすめ度 ☆☆☆

ペルー独立200年を記念して、日本で開催されたペルー映画祭で上映された一本。

Unextで鑑賞

2017年のアカデミー賞国際映画賞ペルー代表作品。

リマの女性警察官、ローサ・チュンベは、酒やギャンブルに溺れる、自堕落な日々を送っていたが、同居していた、不仲な18歳の娘が、ローサとの諍いの果て、子供を置いたまま、家出してしまう。

リマの街の喧噪やそこで暮らす人々の食事や空気感が伝わってくるペルーの今を映したドラマチックな劇映画。

しかたなく、イヤイヤ、孫の世話をするようになったローサだったが、そのことによって、彼女が失っていた人生の希望を、再び、見い出すことになる。そして、彼女は、キリストの聖行列へと導かれるように、旅に出る。

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「ドッグヴィル」、“想像上のアメリカ”を描いた実験的作品!

2022-08-21 17:50:04 | ヨーロッパ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ちょっと変わった映画好き ☆☆☆★

旧作DVD 鑑賞 2003年製作/177分/R15+/デンマーク

映画界の異端児、ラース・フォン・トリアーが3時間もの長尺の中で、観客に“試す”映画。

セットが斬新、床には、白い枠線と説明の文字だけ。その他、ベッド等の多少の小道具/大道具のみ。 家の壁がなければ、ドアすらも効果音。

ロッキー山脈の麓にあるドッグ(犬)ヴィル(村)に、ギャングに追われた美女が逃げ込んでくる。彼女はかくまわれる代わりに村人に無償奉仕を約束をするが、人々は次第にエスカレート。彼女を犬のように酷使し、首輪までかけてしまう……。

ニコール・キッドマンは、どんな役柄をしても・・・疲れ切った顔さえ美しいの一言です。

 

 

 

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「失われた殺人の記憶」、記憶のない夜、すべてを疑え!

2022-08-21 16:27:12 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆

劇場未公開 東京国際映画祭出品作品。

別居中の妻が何者かに殺害され、元夫は二日酔いで前日の記憶を失っていたが、服には血が付着していて…容疑者となる中で、記憶をたどり始めるサスペンス。

まあ、サラリーマンなら、酔っ払って前の日のことがわからなくなるのはよくあること。

だが朝刑事が訪ねてきて、気が付けば、服や手に血がさらにナイフも、早速、前日一緒に飲んだ友人のところへ。

という展開だが、元夫が借金を抱えたダメ男で、ばくちにうつつ。

やばい裏組織(身体を傷つけて保険、さらには臓器売買)。

妻は、夫の借金の返済を迫られ、夜の商売に。

それにしても、韓国の警察ってこんなものか。

一人で行動し、部下を頭ごなしにしかりつける。結果往来か?

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「コール」、完全誘拐に立ち向かう親子を描いたサスペンス・スリラー。

2022-08-20 19:05:47 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

2002年製作 旧作DVD鑑賞

オレゴン州ポートランド。幸せな生活を営んでいた主婦カレン・ジェニングス(シャーリズ・セロン)だったが、麻酔医の夫ウィル(スチュアート・タウンゼント)がシアトルへ出張に出かけた日、6歳の娘アビー(ダコタ・ファニング)の姿が見当らないのに気づく。そして振り返ったカレンが目にしたのは、見知らぬ男、ジョー・ヒッキー(ケヴィン・ベーコン)の姿だった。

喘息もちの娘を誘拐。一度発作に至れば死の危険・

病院で亡くなった娘の復讐だとか。

ラストは大アクションで幕。

シャーリズ・セロンがきれい。

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