ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「パラレル 多次元世界」、別時空の自分と闘え!

2022-12-18 16:44:21 | カナダ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ファンタ系映画祭が絶賛の鬼才「パラドクス」イサーク・エスバン監督最新作。

シェアハウスで暮らすノエル、ジョシュ、デヴィン、リーナの4人はアプリ開発で一攫千金を狙っていた。だが売り込みに行った企業から出された条件は数日でアプリを完成させろという不可能なもの。時間が足りないと焦る4人だったが、シェアハウスで秘密の屋根裏部屋を発見。そこには大きな鏡があり、触れるとなんと身体が鏡面へ吸い込まれた。

彼らは考えた末、鏡を利用し見事ビジネスを成功させ、欲望の限りを尽くす。次第に彼らの欲望は暴走し破滅へと向かっていく―

微妙に世界が違うところを狙ったビジネスや、本人同士の入れ替えや食い違いといった部分を上手く利用して話が展開している。

ラストは、意外なグロテスク。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「リング・ワンダリング」、不思議な3世代の物語!

2022-12-17 19:53:51 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

リングワンダリングとは、円形に彷徨い歩くことをいう。

アジア最大級の映画祭、第52回インド国際映画祭(ゴア)で最高賞である金孔雀賞を受賞。

戦争末期の写真館、現代の川内写真館、そして狩人の物語と三つのパートが混然と合体し、不思議なハーモニーを紡ぎ出す。

戦争末期の写真館では、謎のおんなとのラブストーリー。

現代パートは、ニホンオオカミの漫画を描く草介。

狩人の物語は、深い山の中、神秘的、猟師が滝をよじ登る。

SFものだが、その時間転換がスムースで、物語に引き込まれる。

いかにも日本的な雰囲気。

主演は笠松将。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「シノーラ」、クリント・イーストウッドの痛快西部劇!

2022-12-17 17:06:38 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  1972年製作

1900年のニュー・メキシコを舞台に、土地所有権をめぐってくり広げられるガンマンたちの死闘を描く。

西部の小さな町シノーラ。そこへ流れ着いたジョー・キッドは、大地主ハーランから、逃げ出したメキシコ人を捕らえるために雇われる。しかし、迫害される弱者を見たとき、ジョー・キッドは悪の根源であるハーランと対決する……

ちょっと、背景が複雑。そもそも、キッドは狩猟禁止地で鹿を狩って、裁判所に小便を掛けると言った罪で刑務所に。

大地主ハーランに、土地を奪われたチャンマ追討のために出獄させてもらう。

だが、ハーランの住民いじめに腹を立てたキッドが、ハーランを裏切る。

悪党たちを一人で、計略を立てながら討ち取る。

カッコいい、イーストウッド。

だが、物語が中途半端で盛り上がらない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「Dr.コトー診療所」、人を救って救われて!

2022-12-16 16:55:43 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆ (劇場鑑賞)

ドラマ「Dr.コトー診療所」好き ☆☆☆☆

山田貴敏の同名漫画を原作に、2003年と2006年に連続ドラマ(フジテレビ)として放送された名作テレビドラマ「Dr.コトー診療所」の16年ぶりの続編となる劇場版。

監督が、ドラマの出演者に声をかけて、16年ぶりの映画を完成させた。

ドラマは見ていないので、初見。

ただ、見てて思うのは、ドラマで一緒した役者さんが、再会して作っているので、和気あいあいの雰囲気が伝わってくる。

今回、コト―が白血病を患って、ぶっ倒れるシーンが、何回かあり、それでも、患者の外科手術をこなすという、ちょっと、スーパーマン的な描写に違和感。

テレビドラマで、感動した人たちは、盛り上がるだろうが、冷静に見るとちょっとおかしい。

吉岡秀隆の演技が褒められているが、この映画は、むしろ、村民たちのコト―に対する信頼感に焦点が当たっているように見える。

ラスト、コト―のこどもが出てくるシーンは、余り感動できない。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「クラウディ・マウンテン」、リミットは2時間、16万の命を救え!

2022-12-15 19:25:53 | 中国映画

おすすめ度 ☆☆☆

中国製ディザスタームービー。

本国興行収入ランキングで2週連続1位!

地殻変動が引き起こす山の崩壊やヘリコプターと絶壁で繰りひろげられる場面など、手に汗握る超弩級の映像が次から次へと展開されて、エンタテインメント満載のアクション映画です。

中国西南部の街。この街を取り囲む山では、10年越しで行われていた高速鉄道を通すためのトンネル掘削工事が佳境を迎えていた。技術者たちが休日返上で作業にあたる中、地質学の専門家ホン・イージョウも変動する地殻の再調査にあたっていた。そんな中、トンネル内で突然の湧水が技術者たちを襲い、街では大規模な地盤の陥没が発生。

未曾有の危機から16万の住民を救うには山を爆破するしかない!タイムリミットが迫る中、イージョウが一世一代のミッションに名乗りを上げる。摂氏零度の極限の状況下、ノースタントで垂直にそびえ立つ絶壁を登る超絶アクションを披露している。

主人公の父親に対する愛情もドラマとして取り入れ成功している。

中国の国威発揚臭がするが、それでも、よくできている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「招かれざる客」、白人の娘に黒人の婚約者!

2022-12-15 17:05:41 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  1967年製作

きしくも、キング牧師が殺されたのが1968年。

まだ、黒人と白人の差別のあった時代。

昨今では、サッカーのワルドカップでも見ての通り、黒人の活躍はあたりまえ。

白人の娘が、黒人の青年(シドニーボアチェ)と結婚すると両親に打ち明ける話だが、差別意識は、頭ではわかっていても、心はついていけない。

両親とくに男親は、この結婚に納得がいかず、苦労する。

舞台劇が映画化された。動きは少なく、舞台劇向きだ。

娘の親、スペンサートレシーのラストの演説がすべてを語っている。

娘の母親役・キャサリンヘップバーンが主演女優賞(アカデミー賞)。

勇気のいった作品だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「植村直己物語」、冒険家植村の半生記!

2022-12-14 19:31:37 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

冒険好き ☆☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞 1986年製作

この映画を見ていて、現在の植村直己を知りたくなった。

映画の後半、1984年、冬期のマッキンリー(現:デナリ)に世界で初めて単独登頂[2]したが、下山中に消息不明となった。生存を期待したが、この時に亡くなっていたのだ。ちょっとドキドキ。

それにしても、数々の冒険記録に圧倒される。

当初は、エベレスト日本人初登頂など山登りに命をかけていたが、その後北極圏の犬ぞり横断、縦断を成功させている。

映画は、現地取材も行っており、かなり事実に近い映像となっている。

映画は、植村の死後、間もなく撮影が始まっている。日本アカデミー賞で作品賞を得ている。

西田敏行が植村を演じているが、釣りバカ日誌が、そのあとなので、当時は思い切った起用だったろうが、案外適役だった。

倍賞千恵子の植村の妻役は、この映画で一番光っている。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「生きててよかった」、ボクシングにしか生きがいを見出せない男!

2022-12-14 17:10:52 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆

ボクシング映画好き ☆☆☆★

PG12 セックスシーンがあります。

自身もプロボクサーという経歴を持ち、「南京!南京!」や「レジェンド・オブ・フィスト 怒りの鉄拳」など中国を拠点に活躍する俳優の木幡竜が、リングでしか生きられない元ボクサーを演じる格闘アクション。

くしくも、13日WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級井上尚弥(29=大橋)が史上9人目の4団体王座統一に成功した。

ボクシングに話題を提供した。

本作は、ドクターストップで止む無く現役を引退したボクサーの物語。

ボクサーをやめて、職に就こうとするもことごとく失敗。

そんなとき、地下格闘技に誘われ、頭角を現す。

木幡竜のボクシング体形が、物語を真実へと向かわせる。

その意味では、よくできた映画だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近のBSプレミアムは、再放送ものが多い!

2022-12-13 20:04:27 | Weblog

NHK BS プレミアム を鑑賞しているが、最近は、再放映ものが多く、ついつい二度見してしまう。

今日も、「ブリット」を見た。

あのサンフランシスコの坂道のカーチェイスだ。

見たような気もするが、見ていた。

一応、チェックはしているのだが、見逃しが多く、残念。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「快楽の囚人」、男二人、女二人のラブロマンス!

2022-12-13 17:58:37 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆

R15+

郊外の家で休日を2人きりで過ごそうとしていたカップルだったが、招かれざる2人の客が彼らの関係を危機に陥れていく。美しい姉と奔放な妹、スマートで紳士的な姉の現恋人と、粗野だが野性的な魅力を持つ姉の元恋人。対照的な4人の人物が、それぞれの思惑を抱えて騙し合うエロティックスリラー。

休日を過ごすため、周囲を森に囲まれた郊外の家にやって来たカップル。その家は、元はカップルの女性の実家だったが、今は住む者がいなくなっていた。2人きりの休日が始まって程なく、突然に女性の妹が現われる。妹はまさか姉さんがいるとは思わなかったと言い、3人はともに休日を過ごすことに。だが妹はなぜか姉の隙を見ては、姉の恋人を誘惑する。あげく彼女は友達を呼んだと言って、姉の元恋人を連れて来るのだが……。

意外に見れるラブラブストーリー。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする