ひろの映画見たまま

映画にワクワク

「ビー・デビル」、この島で一体何が起きたのか?

2023-10-07 17:23:35 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆☆★

韓国ノアール映画好き ☆☆☆☆

Unext 鑑賞  2010年製作 R18+

キム・ギドクのもとで助監督を務めたチャン・チョルス監督の長編デビュー作。

国内外の映画祭で賞を総なめした、韓国バイオレンスの最高傑作!想像を絶する全てが限界の衝撃作!!

美しい孤島でひとりの若い女性に日常的に行われていた虐待と、それをきっかけとした虐殺事件を描いた衝撃作。

キム•ブナム事件、キム•ボウン、キム•ジングァン事件、密陽女子中学生集団暴行事件の3つの性暴行事件を元に脚本化されているそうだ。

鎌での首チョンパや、指噛みちぎり。痛い。観ている者に痛みを感じさせるような暴力表現や、田舎の小島が持つ残酷な粗暴さなど、師匠譲りの演出が散見される。

 

 

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「ウルフハンター赤ずきん」、時空を超えた少女が現世でオオカミバトル!

2023-10-07 16:45:53 | ロシア映画

おすすめ度 ☆☆★

劇場未公開

グリム童話「赤ずきん」の物語をベースに、大胆解釈を加えたバトル・エンターテイメント!!

時空を超えた赤ずきんが現世でオオカミバトル!!

赤ずきんは成長し13歳の誕生日を迎えた。世界を支配するオオカミ族に反発心を持ちながらも、ひとりのオオカミ族の青年モリスと仲良くなる。しかしそのモリスがオオカミ族の次期後継者とわかると自体は急展開。赤ずきんを倒そうと大挙したオオカミ族の群れに、伝説の斧を一振りすると時空が歪み、赤ずきんとオオカミ族はおとぎの国から現代へと時空を超えてしまう!

ファンタジーアクションになんとオオカミとタクシーのチェイスがあったりと映画的に見所もある。

ただいかにも冗長なシーンが多く、興ざめ。

 

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「MEMORY メモリー」、信念、それは最強にして最後の武器!

2023-10-06 14:36:32 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

サスペンス映画好き ☆☆☆★

R15+ 未成年の人身売買

アルツハイマー病で記憶を失っていくベテラン殺し屋が最後の仕事に挑む姿を描く、リーアム・ニーソン主演のアクション。

完璧に仕事を遂行する殺し屋として、裏社会で絶大な信頼を得ていた殺し屋のアレックスは、アルツハイマー病の発症により任務の詳細を覚えられなくなってしまい、引退を決意する。これが最後と決めた仕事を引き受けたアレックスだったが、ターゲットが少女であることを知り、契約を破棄。彼の唯一の信念である「子どもだけは守る」を貫くため、アレックスは独自の調査を進める中で、財閥や大富豪を顧客とする巨大な人身売買組織の存在を突き止める。

アレックスは、悪であり、警察の追及を受ける。

メキシコシティとメキシコ国境に隣接するテキサス州エルパソを舞台に、激烈な銃撃戦やSWAT部隊との瀕死の戦いを、リアリティ溢れる迫真の映像で捉えた。人身売買組織のボスを演じるのが、モニカ・ベルッチ。

ガイ・ピアースがFBI捜査官を演じて、映画を面白くしている。

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「再生の地」、過酷な大自然。悲しみの淵にいる主人公たち。

2023-10-05 20:10:56 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

深い喪失感を抱え山奥に引きこもった女性が希望を見出す迄のシンプルな物語。

ある出来事をきっかけに、エディは都会での暮らしを棄ててロッキー山脈にある小屋で隠遁生活を送ることにした。過酷な自然は心に傷を負った彼女にも容赦なく襲い掛かり、死の一歩手前まで追い込まれたが、地元の猟師(ミゲル)のお陰で九死に一生を得た。この一件をきっかけに、エディはミゲルと親交を深めると共に、悲しみの底から這い上がろうとするのだった。

過酷な大自然。悲しみの淵にいる主人公たち。生きるということの意味。そのようなものが、たくさん詰まった映画であった。

 

 

 

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「エアフォース」、究極のミッション、必ず救い出す!

2023-10-05 16:46:08 | アジア映画

おすすめ度 ☆☆★

空軍映画好き ☆☆☆

マレーシア映画

マレーシア映画祭で驚異の15部門ノミネート&3部門受賞、2022年のアジアを代表する作品!

内戦地から退去する輸送機が過激派に攻撃され墜落前に脱出した生存者を救出する物語。

マレーシア空軍、航空機会社の全面協力で、F/A18DスーパーホーネットにSu30MKMフランカーH、MiG 29フルクラムが観れる貴重な作品。

撤退の為、輸送機で離陸すると地上からミサイル攻撃を受け被弾、搭乗していたレジェン隊長(ダト・アディ・プトラ)率いる部隊は上空からパラシュートで降下するが、そこは両勢力のぶつかる激戦地、この非常事態に、マレーシア空軍は現地に救出部隊を向かわせる!!

 

 

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「レッド・ロケット」、人生はスィートだ!

2023-10-04 20:43:19 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆

ポルノスター好き ☆☆☆★

R18+  主人公は元ポルノスター

有害なほど利己的で、破壊的にナルシストな元ポルノスターが、故郷に戻って再起を夢見たために大騒動が巻き起こる。2016年のアメリカ・テキサスを舞台に、社会の片隅で生きる人びとの姿を鮮やかに描いた、ひとクセありのヒューマンドラマ。

2016年のアメリカ、テキサス。元ポルノスターでいまは落ちぶれて無一文のマイキーは、故郷である同地に舞い戻ってくる。そこに暮らす別居中の妻レクシーと義母リルに嫌われながらも、なんとか彼女たちの家に転がり込んだが、長らく留守にしていた故郷に仕事はなく、昔のつてでマリファナを売りながら生計を立てている。

マリファナを売りながら糊口を凌いでいたある日、ドーナツ店で働く少女ストロベリー(スザンナ・サン)と出会い、マイキーの中で「スイッチ」が入る。マイキーは再起を夢見て、ストリベリーをあの手この手で口説きはじめるが……。

ドーナツ店で働くストロベリーを演じるスザンナサン、彼女の幼くて、下品で、キュートな様が素晴らしかった。

ときおりテレビのニュースから流れるトランプの演説が、どういう人々の虚しさを埋めていたのか、この映画を見ると実感できる。

 

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「マディソン郡の橋」、永遠の4日間!

2023-10-04 16:09:46 | アメリカ映画

おすすめ度 ☆☆☆★

大人の恋愛映画好き ☆☆☆☆

NHk BS プレミアム 鑑賞  1995年製作

たった4日間の恋に永遠を見いだした中年の男女の愛を描いた、大人のラヴストーリー。

89年冬。アイオワ州マディソン郡。フランチェスカ・ジョンソン(メリル・ストリープ)の葬儀を出すために集まった長男のマイケル(ヴィクター・スレザック)と妹のキャロリン(アニー・コーリー)は、母の遺書に「死んだら火葬にしてほしい」とあるのに当惑する。

65年秋。フランチェスカは結婚15年目で単調な生活を送っていた。夫のリチャード(ジム・ヘイニー)と2人の子供がイリノイ州の農産物品評会に出掛け、彼女は4日間、一人で家にいることになった。新鮮で開放的な気分になった彼女の前に、プロ・カメラマンのロバート・キンケイド(クリント・イーストウッド)が現れ、道を尋ねた。

イタリア育ちのフランチェスカは、ロバートに心を動かされ、夕食に誘い、翌日は、黒人の演奏するダンスホールへ繰り出す、そして愛を交わす。

一度は、家出を試みるも、家庭が壊れるのを恐れ、踏みとどまる。だが、二人の心は結びついていた。

特に、メリルストリーブの演技が素晴らしく、揺れ動く女ごころを巧みに演じている。

大人の恋の傑作だ。

 

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「BAD LANDS バッド・ランズ」、すべてに抗い、すべてをかすめ取れ!

2023-10-03 17:02:32 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★ 劇場鑑賞

143分の長編。

安藤サクラと山田涼介が特殊詐欺を生業とする姉弟役を演じたクライムサスペンス。

原田眞人が監督・脚本・プロデュースを務め、直木賞作家・黒川博行の小説「勁草」を実写映画化した。

大阪弁でなおかつぼそぼその会話。歯切れの悪いセリフに悩まされる。

特に前半、受け子詐欺の実態が描かれるが、テンポが速く、要領は判るが、消化不良。ただ、ずっと安藤サクラを追い続けるので、その点ではわかりやすい。

後半は、弟役の山田涼介が加わり、サイコパスでありながら、姉弟のコンビがうまい。

元締めを殺して、その金を奪うためも知的遊戯が面白い。

全体的に安藤サクラのカッコよさが光っている。

悪が次々と殺されていく中、一人生き延びるサクラのラストは心地よい。

癖のある役者ぞろいで、映画的には面白い。

 

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「戦野 チョンヤ」、放たれた悲しみの獣!

2023-10-02 19:18:47 | 韓国映画

おすすめ度 ☆☆

アクション映画好き ☆☆★

劇場未公開

次世代スター、ソ・ハンギョル主演のノワールアクション。

ジョンウは育ての母の下で義理の姉ハンナと一緒に育った。ジョンウは貧しさの中でも育ててくれた母や姉を助けようと仕送り続けていたが、
愛する育ての母も事故で失ってしまう。事故はひき逃げと知るが犯人は捕まっていない。姉ハンナは昔からチョルジンという男に付きまとわれているが、
彼は日本のやくざと組んで麻薬を売ろうとする太昌派のチンピラだ。やがてジョンウはひき逃げ事件の裏に麻薬とチョルジンの影をつかみ取る―。

あらゆるものを失った一人の男の怒りが爆発する。

 

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「白い巨塔」、誤診という名の殺人!

2023-10-02 17:05:37 | 日本映画

おすすめ度 ☆☆☆★

社会派ドラマ好き ☆☆☆☆

NHK BS プレミアム 鑑賞  1966年製作

昭和三十八年から山崎豊子が「サンデー毎日」に連載した同名小説を、橋本忍が脚色、山本薩夫が監督で映画化。

田宮二郎扮する第一外科助教授財前五郎は噴門癌手術で最短記録かという凄腕を持っていて次期教授候補の最右翼であった。しかし東野英治郎扮する東教授は財前五郎のスタンドプレイを嫌っていた。

教授選考会と医療ミスの絡み合わせからの裁判への展開など、話としては確かに面白いし、映画としてもダイナミックな演出にうなる。

演劇界を中心とした演技派ぞろいで、息も継がせない展開。

田宮二郎が適役だが、ちょっとカリカチュアされすぎで、浮いてしまっている。

医学界とはこんなものかと思われたら、ちょっと心外だろう。

 

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