比較的まじめに新型コロナウイルス感染拡大防止対策をやっているので日本では感染者、死者が少ないのですが、そのことをウイルス禍が去ったと思って対策を緩める動きが出ています。危ないと思います。抗体検査をやると、日本では陽性の人は0.1%のオーダーです。日本人はほとんど感染していないようです。これは油断すると感染拡大がおこることを示しています。
世界は恐るべき勢いで感染拡大が続いています。感染拡大防止対策が不十分なことが原因です。対策知識がない、貧困で対策がとれない、経済の縮小を恐れて対策を緩めているなどが原因です。いったん感染拡大防止に成功した国でも経済のためと言って対策を緩和した国では感染拡大が再発している場合があります。
今回のウイルス禍は一過性ではないようです。ウイルス撲滅がまったくできていません。どこかに感染者がいて免疫の弱い人が感染すると発症するようです。現在の感染拡大防止対策をよく検討し、重要な対策は通常の衛生対策にすることが必要ということになります。しかしたとえばマスクをすることを通常の衛生対策にすることは問題です。
最善はすべての人が感染検査を受け、感染者は隔離治療を受けるようにすることです。ウイルス撲滅を目標にします。感染検査システムを簡便にすることが鍵です。
今のままでは人々が集まって行う町の活動は、やらないか、感染の不安を感じながらやるでしょう。町は老人割合が高いのですが、感染する恐れがあると心配して病院や老人施設にはできるだけ行かないでしょう。繁華街に行くことを避けるでしょう。観光旅行、特に海外旅行は我慢するでしょう。家族でも親戚でも友人知人でも訪問し合うことが減るでしょう。孤立化が進みそうです。