記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

追憶の旅

2010年01月22日 17時08分13秒 | Weblog
仕事で埼玉県栗橋市に行ってきた。

小学四年まで埼玉県の武里,東急ニュータウンに住んでいたので、かつての我が家を車窓から一目見たかった。当時、母娘3人で穏やかに暮らしていたちいさな家だ。かれこれ30年近くたってしまった。
通過駅だからよく見ていなければならない。我が家は線路側にあるが面しているわけではない。だからよくわからなかった。ただ、毎日のように遅くまで遊んだ公園が猫の額ほどといってもいいくらい、あんなに小さかっただろうかと驚いた。当時は木登りが好きで桜の木に登って実を採ったり、ブランコを最大にこいで飛び降り、とんだ距離を競争したり。砂場と植木の間の塀にまたがっていたら何かの拍子にバランスを崩し、砂場に頭から落っこちたこともある。生まれて初めて軽いむち打ちになった。鉄棒でスカートまわりをしてスカートを派手に破ったりもした。かなりのおてんばだった。女の子らしい姉とは全く異なり、服装も男の子みたいで自分でも男の子だと思っていた。
でも私よりも母が苦々しく思っている記憶がひとつだけこの公園にある。
小学生に入ったくらいの誕生日に買って貰った補助輪つきのピンクの自転車だ。
早速うきうきで、歩いてたった3分のこの公園に乗ってきた。友達とさんざん遊んだ後、いつも通り歩いて帰ってきた。
仕事から帰ってきた母は買ったばかりの自転車が玄関先に見当たらないので私に尋ねた。そう、公園に忘れてきたのだ。その日の夜母と一緒に遅くまで公園の周りを探したが自転車は見つからなかった。
まだ1日しか乗っていなかった。
いまは笑い話だが、あのときの母は相当ショックだったに違いない。

そんな思い出深い公園は、私の記憶の中でも猫の額ほどの大きさになっていたのだ。


fine ART photographer Masumi
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手書きのお手紙

2010年01月22日 08時04分30秒 | Weblog
カレンダーのお礼にMさんから昨日の夕方手渡しで戴いたお手紙。

社内のメールでお礼と感想を述べていただいた方も多かったが手書きの手紙をくれたのはMさんひとり。時間のある時に読んでくださいと言われ、すぐにでも読むことは出来たのだが、なんだが照れくさくて書類の間に挟んでしまった。
中身は私の写真に対する率直な感想がMさんらしい言葉で綴られていた。

何時の時代でも手書きのお手紙は貰うとうれしいものだ。
それがわかっているから、メールではなくあえてかわいい便箋をみつけ万年筆で書く。すぐに4、5枚いってしまう。レターセットの封筒が必ず余る。でもここ最近は全く書かなくなっていた。
決して上手い字である必要はない。その字自体がその人となりを表しているからだ。

今週末、便箋を探しにいってみよう。そして友人にカレンダーを贈りたい


fine ART photographer Masumi
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