記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

瀬戸物修理

2010年05月10日 20時22分24秒 | Weblog
先々週見た「おそく起きた朝は」で松居直美さんが推薦していた映画「初恋の来た道」を見た。
チャン・ツィーのあどけない表情が印象的だ。
一途な想いに溢れたストーリーだった。SAYURIで魅せた艶やかかつ、凛とした姿には日本人じゃないのにここまでよくやったと感動したがこんな愛らしい役も演じていたのだ。
映画の中で、瀬戸物修理のおじさんが村を訪れるシーンがあった。今の時代なら瞬間接着剤で付けることが可能だが、はて、どうやって修理するのだろうか?じつに興味深い。思わずサラダを食べていた手を止めた。
まず3つほどに割れた器を元の位置に併せて、麻の紐でしっかりと固定する。
押してもびくともしないくらいにだ。
次に割れ目を境に瀬戸物の両側に細い小さな穴を開け金属の金具を埋め込む。段ボールの底などに見られるような金具の打ち方である。
これを数ヶ所打って出来上がり。
確かに元通り器としての機能は果たしそうだが、キズ痕のようにみえる姿は痛々しくもある。
真っ二つに割れた入れ歯の修理も同じ要領だ。
いちばん肝心なのは割れた面同士を正確に併せることだ。意外とこういう作業は得意だった。ただ自分一人ではかなり困難。大抵私が入れ歯を両手で持ち、衛生士さんが瞬間接着剤をほんの数滴垂らす。固まるまでじっと持ち続ける。固まったら補強の為に金属線を入れる。割れた面は残さず削除し、新たな材料で補填する。まあこれでしばらくは持つが一度割れた入れ歯は新たに作り直す必要がある。なぜなら一度割れた入れ歯はそこに力がかかると微妙に異なる材質のせいで割れやすい状況を呈しているのだ。
こんな見方をしたのは私だけかもしれない。 松居直美さんはこんなことで興味は示さなかったと思う
だが割れた瀬戸物を修理する仕事をする人が中国にはいたのだと知った。物に溢れたこの時代、しかし物を大切にする文化はいつの時代でも守られるべきなのだ。


fine ART photographer Masumi
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歯医者大好き

2010年05月10日 06時21分20秒 | Weblog
昨日の笑っていいとも増刊号

ゲストの郷ひろみさんの発言。
意外と健康オタクだと判明3ヶ月に一度受ける定期的な血液検査を3週間に一度と勘違いして病院を訪れ、そんなにしょっちゅう検査しなくても大丈夫だからと医師に諭されたそうだ
タモリさんに歯がきれいだねと誉められると「歯医者大好き」と言って観客を沸かせた。
月に一度、定期健診を兼ねてクリーニングに行き歯科に関しては病院という感覚ではないと言う。悪くなってからでは遅いと断言。
また自分自身で行うケアも歯医者顔負けだ。ブラッシングは朝、昼、夕食前、就寝前の4回。寝る前は超音波でブラッシング。もちろんフロスも使いこなしている。対談するときや仕事の前は必ず磨く心がけ。
郷さんみたいな感覚が一般的になる時代は近い将来訪れるのだろうか?
歯科医師側からの意見は、予防で定期的に来ていただけることは実にありがたい。かかりつけになっていただけるからだ。さらに、初期の虫歯を治療するのと神経まで進んでしまった虫歯を治療するのとでは労力の差も大きい。患者側にとっても同じこと。進んでしまった虫歯は、麻酔をしたり処置後の痛みを伴うことが少なくなく快適な食事をとることが困難となる場合がありしばらくの間、精神的苦痛となる。当然治療回数も増える。よって金銭的な面でもしかり。 何より痛みを与えることはこちらとしても苦しいのだ。少なくなくともわたしはそうだった

予防歯科という言葉が独り歩きしている今、郷さんのように意識改革を果たした人をぜひ見倣ってほしい。根底にあるのは「いくつになっても常にキレイでいたい」という思いひとつなのではないだろうか。


fine ART photographer Masumi
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