今朝は昨年受けた人間ドックの経過観察で地元の病院にやって来た。
総合病院だから長時間待つ覚悟で本を持参昨日はバウムクーヘン欲しさに1時間待ったが、さて今日は何時間だろうか
院内放送と世間話をする患者さん達でにぎわう待合室で、突然怒鳴り声が響いた
目をやると、会計前でひとりの中年男性と病院の事務のお兄さんが口論している。「治療もしないんだから早くしろ」、「ここはぼったくりじゃないか」と騒いでいる事務のお兄さんは場所を変えて話すことを提案したが納得がいかない様子でしばらく待合室に怒声が轟いた。
そして2人は外のベンチへと移動した。10分ほど経ったろうか。2人は和解したようで怒鳴った患者さんは帰っていった。
「みな待つことは承知の上。あの患者さんの気持ちも解る。でもケンカするもんじゃないよね。」と1人挟んで隣に座っていた高齢の男性が、横に座った高齢の女性に語りかけた。その声のトーンと話す速度が、怒鳴り声でかたまってしまった私のからだをゆっくりとほぐしていった。
声の違いでこんなにも人を変えてしまうんだなぁ。
怒りに満ちている声は決してスローではない。トーンも高くなる。
学会発表や公演などもやたらと早口な先生がいるが、語尾が聞き取れず、せっかくいい話だとしても理解出来ないし、記憶にも残らない。
安心する声というのは、相手が聞き取れる速さで、低めの声だと思った。
一時間弱ほどで名前が呼ばれた。思いの外早くて嬉しかった
初めて会う先生の声はまさに理想的だったそれだけで安心感が得られてしまうから不思議だね。
子どもの頃からの母親の口癖は「大きな声ではっきりと」。
自分の声ってなかなか認識しにくい。声質を変えることは不可能に近いが、話す速度と声の大きさを変えることは誰にでもできる。
怒鳴った患者さんのお陰で、改めてコンプレックスだった声から脱出する道しるべをみつけた。
Official website
総合病院だから長時間待つ覚悟で本を持参昨日はバウムクーヘン欲しさに1時間待ったが、さて今日は何時間だろうか
院内放送と世間話をする患者さん達でにぎわう待合室で、突然怒鳴り声が響いた
目をやると、会計前でひとりの中年男性と病院の事務のお兄さんが口論している。「治療もしないんだから早くしろ」、「ここはぼったくりじゃないか」と騒いでいる事務のお兄さんは場所を変えて話すことを提案したが納得がいかない様子でしばらく待合室に怒声が轟いた。
そして2人は外のベンチへと移動した。10分ほど経ったろうか。2人は和解したようで怒鳴った患者さんは帰っていった。
「みな待つことは承知の上。あの患者さんの気持ちも解る。でもケンカするもんじゃないよね。」と1人挟んで隣に座っていた高齢の男性が、横に座った高齢の女性に語りかけた。その声のトーンと話す速度が、怒鳴り声でかたまってしまった私のからだをゆっくりとほぐしていった。
声の違いでこんなにも人を変えてしまうんだなぁ。
怒りに満ちている声は決してスローではない。トーンも高くなる。
学会発表や公演などもやたらと早口な先生がいるが、語尾が聞き取れず、せっかくいい話だとしても理解出来ないし、記憶にも残らない。
安心する声というのは、相手が聞き取れる速さで、低めの声だと思った。
一時間弱ほどで名前が呼ばれた。思いの外早くて嬉しかった
初めて会う先生の声はまさに理想的だったそれだけで安心感が得られてしまうから不思議だね。
子どもの頃からの母親の口癖は「大きな声ではっきりと」。
自分の声ってなかなか認識しにくい。声質を変えることは不可能に近いが、話す速度と声の大きさを変えることは誰にでもできる。
怒鳴った患者さんのお陰で、改めてコンプレックスだった声から脱出する道しるべをみつけた。
Official website