記憶の彼方へ

カラーとモノクロの写真と一緒に 日頃のなにげないエピソードやホッとするコトバを♪

3日限りのパリのアトリエ Printemps 2018

2018年05月21日 20時54分17秒 | Weblog


おかげさまで、先週末に開催した友人とのイベント、「La mode et la photo 〜3日限りのパリのアトリエ〜」無事に終えることが出来た
思いの外、大盛況に友人とお疲れ様会を計画中
ご来場いただいた皆様方、心よりお礼を申し上げます

また、新たなご縁も頂き、未知なる世界に一歩踏み出すキッカケにもなりそう
コツコツでも、継続することは大切なことですね

今回はフランス南東部、リヨンの街の写真を展示したけど、その中の作品のひとつを気に入ってくださったEさんから、知らないパリの真実を知った

花の都パリなんて、昔はとんでもなくて、住民はみんな窓から汚物を投げ捨てるのが当たり前。
---それはどこかで聞いたことがあった
石畳の中央にあるV字の凹みに向かって投げたというのだ。それは知らなかった
水を流し、これが下水溝の役割を果たしていたというわけ。

なにも知らない私は、夜の旧市街の石畳と街灯に照らされた一筋の溝に目を奪われて撮影した
まさかこれが、かつて汚物が流れた下水溝だとは夢にも知らず
チビキャリーの車輪も、この溝ならガタガタ音も抑えられ、もっぱらここを歩いていたくらい

事実を知って、ショックを隠せなかった
けれども、フランスの歴史的背景を撮影出来たのは、ある意味光栄だとも言える。知っていて撮影したわけではないのが実に私らしい
Eさんによると、この下水溝、なかなか写真として残っていないとのこと
チヤホヤされるパリではなく、俗っぽくて生々しい、国にとってはもしかしたら隠したいような事実を目の当たりにしたいEさんの琴線にふれた作品となったのだ

今まで表の顔しか見ていなかったパリ、これからは裏パリを探す旅にしてみよう
新たな発見が待ち遠しい


中央の光った溝が下水溝。

イベント会場は銀座1丁目の奥野ビル
手動式扉のエレベーターは、ちょっとしたアトラクション気分になること請け合い





パリ好きな2人と、1日限定30個のカヌレを、毎日届けてくれたフィリップさん
コメント
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